コンフェデレーションズカップ GroupA コロンビア-NZ(3-1)

グループ最弱の誉れ高いNZだが、グランドの悪かったサンドニでの試合に比べるとまだ何とかパスをつなげる事が出来るようにはなっていた。
それでも地力に勝るコロンビアが試合を完全に試合するものの、ほとんどが自陣に引きこもったNZの固い守備をなかなか崩せずに、27分には何とNZがセットプレイからのこぼれ球を一度蹴り損ねてからのまぐれミドルシュートが入ってしまう。
コロンビアは最終的には3点入れたものの、1点目が入るのが実に後半の15分になってからだった。しかも2点目が入ったのはNZが一人退場になってからと、日本以上の決定力不足を見せ付けてしまった。引いた相手にはサイドからの崩しやミドルなどバリエーションのある攻撃をすべきなのだが、点が入るまではワンツーや裏への飛び出しに浮き球の一辺倒で、NZにほとんど読まれてしまっていた。
守備でも、相手がNZだからというのはあるのだろうが、攻めているときに前線とDFとの間にスペースがあり、NZに中田のような選手がいれば分からなかっただろうなと思わせた。やはりコロンビアは守ってなんぼのカウンターチームなのだろう。
明日の試合だが、ラッキーな事にコロンビアは俊足のベセイラと守備の中心イヴァン・コルドバが日本戦は出場停止になるため、日本は是非とも勝っておかないといけないだろう。前がかりになると守備は固いしカウンターが怖いので、コンパクトさを保ったままあまり両サイドを上げずに、前の4人でセットプレイなどを上手く生かして先制点を取って試合を優位に進めたいところである。