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セリエAプレイオフ第2戦 アタランタ-レッジーナ(1-2)

大雨による順延から明けたベルガモでの第2戦。これでお互いの運命が決まる大事な試合。中村、バルガスはベンチスタートで、絶対に先に点をやらないというデカーニオの意思が感じられる。
試合はホームのアタランタがレッジーナの3バックの左右のスペースを狙ったロングボールで攻めてくる。そして狙いどおりに18分にCKのこぼれ球をナターリがゴール右隅に押し込んでアタランタ先制。
レッジーナは当然攻めるものの焦りがあるのか組み立てでトラップやパスの精度が少しずつずれてなかなかチャンスにならない。しかし、33分にアタランタの一瞬の空白を突いてコッツァがワンツーで抜け出しシュート、ボールはタイービに当たるがコロコロとゴールの中へ。レッジーナは貴重なアウェイゴールを獲得する。
後半になってからは当然アタランタはひたすら攻めて来る。レッジーナはリードしたせいもあるのかカバーの意識が強くなりすぎて簡単にドリブルでゴール前まで持っていかれて危ないシーンを作ってしまうが、この日タイービのお株を奪うように当たっていたベラルディが何とか体に当てて防いでしまう。
35分にはコッツァに代えてバルガスを投入、いよいよ逃げ切り体制に入る。そしてアタランタも足が止まり始めた40分に、ボールを奪ってからのディアーナ右からのセンタリングを受けたボナッツォーリがゴール右隅にシュート。試合を決定付けるゴールにアタランタサポーターは静まり返り、レッジーナサポーターの歌声だけが響く。後は危なげなくレッジーナは守りきって試合終了。
中村は出場は無かったが、守備第一の試合ではやはり後半にリードを許すような場面でしか使いどころが無かったのだろう。こういう試合でも先発で使ってもらえるようにレベルアップするしか無い。
とにかく、前半戦のひどさを考えたらレッジーナはよく残留した。監督を始め選手やサポーターにおめでとうと言いたい。

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