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J2雑感

大阪は雨こそ降っていないものの、風でアンテナが煽られてしょっちゅう映像が切れてしまったのでそれぞれ雑感のみ。
札幌-新潟(0-2)
新潟は横浜FC戦に輪をかけて中盤スカスカ。しかもチェックが中途半端なために、ボールホルダーに人が集まって薄い反対サイドに簡単にパスを通される。最終ラインに人を集めて何とか守るも、札幌の守備の押し上げが良いためにサイドや前線に良いパスが出せないという悪循環。サイドの高い位置に人を張らせてもほとんどボールは通らないだろうに。
今までは内容が悪いなりに勝ってきたのだが、今日は内容通り敗れてしまった。反町監督はこのままの戦い方で行くのだろうか。
札幌はコンパクトでバランスの良い守備組織が出来てきて、攻撃でもビタウとホベルッチという軸が出来た事でかなり良い試合が出来るようになってきた。まだ前線の個人打開能力が無いのでウィルが戻るまでは今日のように試合を支配して乗り切りたいところだ。
広島-湘南(0-0)
サミア監督は解任されたが、湘南はそれまでも非常に良いサッカーをして来た。ただ、フラット3は常にリスクをはらんだ攻撃的な戦術であるため、チャンスに決められないとどんどん厳しくなってしまう。そこが前線が個人能力的に問題がある湘南には合ってなかったのかもしれない。
今日の湘南は相手が広島という事もあるんだろうが、最終ラインはフラットながらもボランチやサイドが引き気味になって守備に重点を置いたカウンター狙いという感じ。その分、チャンスはほとんど作れなかったが守れたという点では良い方向に向かうきっかけになるかもしれない。トルシエ時代のサンドニの後のスペイン戦のようなものか。
広島は雨が降ってサイドへのボールが流れるなどボールコントロールが難しい事も影響して、結局湘南を最後まで崩せなかった。パラシオスを中心とした湘南の高さにうまく封じられてしまった。ややサンパイオのパフォーマンスが落ち気味なので、これからの夏場をどう乗り切るかが課題だろう。

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