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セリエAプレイオフ第1戦 レッジーナ-アタランタ(0-0)

レッジーナがホームで向かえる第1戦、中村はベンチからのスタート。
試合はそれほど荒れたプレイにもならず、静かな緊張感が漂いながらも互いに攻め合う展開で流れていく。ただレッジーナはアウェイゴールの先制点だけはやりたくないという意識が強く、守備がやや受けに回ってアタランタにパスを回させられる。攻撃も前の4人は積極的に行くのだが、その他はあまり上がらないのでセカンドボールが拾えずに厚みのある攻撃が出来ない。
しかし、前半も途中からは徐々にレッジーナの出足が良くなり、アタランタはゴール前でのファールが増えてレッジーナにFKが与えられるのだが、こぼれ球からのシュートがタイービの足に当たるなどの不運もあって得点できない。思わずここに中村がいればと思ってしまう。だが、レッジーナも全体的にはミスが少なく、最初に比べればみんな本当にうまくなった。
後半も落ち着いた立ち上がり。しかし15分ごろからホームのレッジーナがペースを握り、なんと18分にはサーラがボナッツォーリを倒してしまい2枚目のイエローで退場してしまう。ここでレッジーナは迷わず中村、サボルディを投入する。圧倒的な優位に立ったレッジーナが相手を押し込むのだが、タイービのウルトラスーパーセーブ連発や、いつものディミケーレのシュートミスなどで試合が動かない。中村もFKの場面が2つあったがヒットせず、そしてとうとうタイムアップ。
レッジーナはホームで痛いドローを喫してしまったが、アタランタもドニがイエロー累積で2戦目欠場が決定し、条件としてはそれほどアタランタ有利とは言えない条件になったと言える。レッジーナはまず相手の攻撃に耐えてから、カウンターや後半投入になるだろう中村のセットプレイでアウェイゴールを取って逃げ切ってしまいたいものである。

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