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J1第1ステージ第10節 磐田-名古屋(1-1)

堅い守りで未だ無敗の名古屋と最近攻撃が爆発している磐田という第1ステージの優勝争いを占う上で非常に注目される試合。
名古屋は忠実なマンマークを中心にパナディッチのカバーリング、それに加えてサイドには必ず2枚行くなどなかなかジュビロに決定的なスペースを与えず、ジュビロも相変わらずの全員の守備意識の高さと強さで名古屋にリズムを与えず、前半半ばまではほぼ互角の展開に終始。しかし、この試合にかける気持ちが強いのか名古屋はJEF戦に比べると攻撃への意欲が強く、ジュビロのカウンター時にスペースを与える場面が少し目立っている。
後半になると名古屋の前線からのプレス量が落ち始めて中盤が空き、ジュビロがサイドの広いスペースに走りこむ動きを中心に徐々に試合を支配し始める。ところが後半28分の名古屋のCKからニアに飛び込んだパナディッチの裏に潜んでいたウェズレイが決めて名古屋が先制してしまう。
しかし後半も38分になって名古屋にチラチラと勝利が見え始めた時、セットプレイくずれからジヴコビッチがアーリークロス、そこにDFの裏へ全くのフリーで飛び込んだ福西が足で合わせてジュビロ同点。ジヴコビッチに詰められなかったのと福西のマークを外した名古屋の二重の集中ミスだった。そしてそのまま試合終了。
派手さは無いものの、互いの集中力と体力が極限まで試された上位同士の対戦らしい好試合だったと言える。

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