セリエA最終節 ボローニャ-レッジーナ(0-2)

いよいよ運命の最終節。レッジーナサポーターは放送によると5000人程度。しかし試合開始から熱い応援を繰り広げる。
レッジーナは、順位がほとんど確定しているボローニャとのモチベーションの違いを反映してか最初から押し気味に試合を進める。最終ラインのマンマーク、中盤の出足、ボナッツォーリのポストプレイが好調で非常にリズムが良い。
そして13分、右サイドに飛び出したコッツァにボールが渡り、角度の無いところからのクロスをフリーでいたボナッツォーリがボレー、それがGKパリウカに当たって跳ね返ったところをボナッツォーリがうまく反応して押し込み、レッジーナは喉から手が出るほど欲しかった先制点をゲット。
ボローニャもコッツァの裏に長身FWチプリアーニが流れる形の攻撃を組み立てはじめるのだが、そこからのサイド攻撃もレッジーナDFが粘り強く守ってなんとかしのぐ。ローマ対アタランタ戦の途中経過でローマが同点に追いついた事がスタジアムに報じられてサポーターも選手もテンポが上がる。ボローニャのサポーターはざわついて全く集中していない。
サポーターの雰囲気が影響してか前半の終わりごろには再びレッジーナのリズムになって、ディミケーレの至近距離からのボレーの場面やボナッツォーリの決定的なヘディングが上に外れるなど惜しいチャンスを作ったがそのまま前半終了。
後半になるとレッジーナはあまり攻めあがらずに、さりとて間延びせず、コンパクトさを保ったままに守備のゾーンをやや下げて慎重な試合運び。ボローニャはスペースが無くてどうにも攻めあぐねる。そして後半23分にレッジーナのCKにパリウカがかぶっていまい、ファーにいたディミケーレに2点目を決められてしまう。あとはレッジーナが固く守りきって試合終了。
しかし、アタランタもローマに勝ってしまったためにとうとうアタランタとプレイオフに突入という事になってしまった。中村は出番は無かったがプレイオフには出番があるのは間違いない。きっちりとコンディションを整えて最後の決戦に備えて欲しいものである。