今日の戯言

昨日のHSVの試合は高原が先発じゃなかったので録画して寝たのですが、先発だったマイヤーはそれほど出来が良くなかったのを見ると複雑な思いがしましたね。しかも高原が入った時はトップ下でしたし、監督としては高原をFWとして考えていないんでしょうか。うーむ。
しかし、欧州へ行った日本人選手は稲本以外(笑)ことごとく後ろのポジションに下げられているのは象徴的ですね。やはりフィジカルや体の使い方、高いプレッシャーの中でのプレイのスキルに問題があるという事なんでしょう。JEFのようにそれほど屈強でも無いDF陣がマンマークで鹿島を封殺できるようなリーグですからねえ・・・
あと、まだ中田の試合は見ていないのですが、またしても見ても仕方の無さそうな試合だったようで。まあひまな時間があれば見てみますか・・・
さて、いつもメールをいただいているdalbaggioさんからオフサイドについて意見をいただきました。

このごろオフサイドのジャッジ方法について考えています。
ルールの詳細については若干の改正があるものの、オフサイドそのものは無くならないと思います。ところが、1994年頃からのプレーに関与していない位置にある選手はオフサイドではない、という解釈以来ココかしこで微妙な得点がされたりされ無かったりと物議をかもしています。主審、副審共にDFの裏に出されるボールに戦々恐々しているようです。
http://dalzico.hp.infoseek.co.jp/image/Capture_00357.jpg
これはCL準決勝-1・レアルvsユーヴェ戦のロベカルの得点シーンです。右CKをジダーンが、向こう側のPエリアの角少し外にいるロベカルへ、ワントラップで逆サイドネットに突き刺したシーンです。白いユニが3人(手前のジダーンを入れると4人?)見事にオフサイドの位置にあり、副審は迷わず右手に持つ旗を「バサッ」という音と共に上げました。
主審はこぶしを握った右手を天に突き刺してホイッスル、判定はオフサイド。しかし、協議の結果上げたこぶしをセンタースポットに向けて、さし違いの逆転判定でゴールインを認めました。
1、ピッチ中央から見る主審には、DFとFWの位置関係がわかりにくい。
  →副審にオフサイドの位置にFWがいるかどうかの判定をを任している。
2、横から見る副審には、ボールがどこを向かって飛んでいくのかがわかりにくい。
  →ボールの飛んだ位置を見て主審がオフサイドかどうかを判定する。
3、複数人オフサイドの位置に選手がいた場合の判定があいまいになりがちである。(オフサイド以外の位置から飛び込んだり)
  →副審のオフサイドのジャッジ方を2段階にする。
副審には負担をかけることになりますが、オフサイドの位置に選手がいたら、まず左手(旗を持っていない手)を上げる。
確かにボールがわたった(プレーに関与した)瞬間に右手に持つ旗を揚げてその場に止まる。(オフサイドだよと宣言する)
もしも、オフサイドの位置にFWがいながらもプレーに関与していない、あるいはオフサイドではない位置から他のプレーヤーが飛び込んできたりすると、上げた左手を下ろして旗を持つ右手をひざの辺りで横に振る。(タッチライン沿いのボールが出そうで出ていないときにやるようなインプレーである仕草をイメージで、オフサイドではないよと宣言する)
いずれにしろオフサイドという代物は、ジャッジ方法を少し変えていかないことには対応しにくい高度なファール(ルール)なような気がします。

そうですね、判定についてはこういう工夫もありかなと思いますが、私はあえてFIFAが「審判が人為的に判定を左右できる余地」を残しているんではないかと思いますね。審判を増やす案も未だに実行されていませんし。
ロベカルのシュートも、レアルのホームだったから大目に見られたってのもあるでしょう。それはデッレアルピでモンテーロが退場にならなかった判定も同じだと思います。コストを度外視すれば、各選手とボールにセンサーをつけてボールを蹴った瞬間にオフサイドかどうかを審判に知らせる方法だって不可能じゃありません。
アメリカのスポーツであれば徹底的に公正さを追及したシステムを考えるのでしょうが、欧州の場合はスポーツとは国家間戦争であり、W杯を始めとする誤審騒動もですが、フェアプレイの仮面をかぶりながらグレイな部分をうまく利用するといった陰のパワーウォーズもまたサッカーの一部になっているのだと思います。FIFAもまた、誤審問題に対して何もしていないと思われない程度に微調整で済ませている感じですしね。
この件に関してご意見やアイデアのあるかたはdalbaggioさんのサイトへどうぞ!