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J1第1ステージ第9節 清水-神戸(3-0)

点差ほどには両チームに差は無かった試合。神戸は前半押していた時間に決定的なチャンスをものに出来ず、清水はサントスの2本のクロスからの数少ないチャンスをものにして流れをつかまえた事が大きかった。
とは言え、清水も最初の頃のだめだめ状態からかなり持ち直してきた印象。守備のポジションバランスが良くなってプレスに穴を空ける事が無くなり、森岡も復調してきて今日はうまくオゼアスを押さえ込んでいた。後半かなり神戸にセットプレイを与えていた事を考えると、森岡に限らず集中を切らさずに良く頑張ったといえるだろう。
攻撃面でも、昨シーズンの甲府が見せていた、縦のポジションチェンジを多用した早い攻撃が出来るようになってきた。もともと遅攻でやってきたチームであっただけにスタイルを変えるのに時間がかかっていたのだろうが、あとはこのパフォーマンスを90分安定してやれるかが第2ステージのカギになって来そうだ。ただ、FWの迫力不足は否めないので、上位を狙うにはトゥットや北嶋の復活が必要だろう。
神戸については、今日についてはまず決定力不足。組織についても、今日はコンパクトさが足りずに清水に危ないボールをカットされすぎてしまった。唯一パス精度が期待できるアリソンがボランチなだけに、前線との間があいてしまっていたのではどうにもならない。従ってひたすら放り込むのみ。これではいくらオゼアスでも難しいだろうに。
前にも書いたような気がするが、オゼアス、アリソン、シジクレイ、土屋とそれ以外の選手に差がありすぎる。坪内はまだ安定していないし、岡野の神がかりもそう何度も続かない。中盤にさらに選手を補強するか、そうでなければJEFのようにひたすら組織で走り回るサッカーを作り上げるしか無いだろう。

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