セリエA第33節 レッジーナ-ユベントス(2-1)

ユーベはブッフォンとカモラネージ、モンテーロ以外は二軍でデルピエロなどはサブにも入っていない。対するレッジーナは中村トップ下で先発。
暑さとモチベーションの欠如もあるのかユーベはいつものユーベでは無く、ほとんど中盤のプレスが無くて最終ラインだけで守っている状態。レッジーナはいきなりボナッツォーリの頭での落としからディアーナが決定的なシュートを打つなど当然レッジーナが序盤から攻勢を見せる。
8分に、右サイドをファルシーニがワンツーで抜けたところのクリアのこぼれ球をボナッツォーリが遠目からボレーシュート、GKはじいたところをディミケーレが押し込んで先制。しかし24分にはベラルディがゴールラインを割ったらCKになってしまうというボールをスライディングしてクリア、それが何とサライェタへのパスになり、そのまま無人のゴールに蹴りこんで同点。
しかし後半もレッジーナの闘志は衰えず、後半6分に中村のCKをボナッツォーリがニアでどんぴしゃで合わせてレッジーナ1点リード。その後はユーベも無理に点を取りに来ず、中村も18分にお役ごめんでレッジーナもゆったりパス回ししつつまったりと試合終了。だがアタランタも10人での1点差を引っくり返して勝ってしまったので、アタランタとの勝負は次節以降に持ち越しとなった。
中村は前半最初のうちは相変わらずボールをもらうための動きが無く、ユーベに取られた点も中村に対する横パスをカットされてからのもので、これではやばいと思えたのだが、前半も終わりごろからは鋭くはないもののFWを追い越す動きは出始めて、全体的にはまずまずだったのではなかろうか。ただ、相手のプレッシャーも無かったので、彼の実力を考えればもっと効果的な働きは出来たはずである。コンディションの問題はあったのだろうが、今は四の五の言ってるときではない。次は頑張れ。