サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

J1第1ステージ第8節 磐田-京都(5-0)

得点の経過はいちいち書く気にならないので省略するが、あらゆる部分でジュビロがサンガを上回っていたゆえの結果と言える。
ジュビロの強さは、一言で言えばとにかく穴が無いところ。一人一人の守備意識、競り合いの強さ、集中力、そして決してサボらずに次の展開に備えたポジショニングを取るように動いている所だろう。いかに普段から高い意識で練習しているかが良く分かる。
サンガの場合、個人のパスやドリブルの技術は高いのだが、一人がドリブルしている時の周りの動きが遅く、結局は競り合いでつぶされて攻撃がつながらない。しかも、町田やケガ明けの黒部がボールをキープできないので、サイドや中盤のフォローが出来ずに後半からはほとんどジュビロの一方的なボール支配を許してしまった。また、手島の抜けた守備陣ではラインコントロールにも大胆さが無くなり、グラウと中山の動きにほんろうされるだけで、中盤からのプレスがほとんど効かない原因になっていた。
ジュビロはおそらくこれから優勝争いの本命に浮上してくるであろう。このチームを破るとすれば、戦術的にもっと大胆な策を取って修正される前に点を取って守りきるか、強烈な個でジュビロの高い平均値を破壊する事が出来るチームしかないだろう。やはり現実的にはFマリノスか鹿島という事になりそうだ。
サンガは、コジョンスや田原がダメダメな状態では、とにかく黒部の復活しか望みが無い。もしくはFWへの負担が重い1トップ戦術を2トップに変えるなどの策が必要だろう。U-22のこれからのスケジュールを考えても、降格を免れるには補強や大胆な方針変更が欲しいところだ。

モバイルバージョンを終了