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レッジーナ-ウディネーゼ(3-2)

いや~、パルマ戦に比べると点は取られるけどレッジーナの試合の楽しい事(笑)。
レッジーナはとにかく味方がボールを持ったら周りがすぐに動き出し、パスを受けたらすぐにまたパスを出している。そしてポジションにかからわずどんどん前へオーバーラップして行く。ボールを持った人間が必ずパスコースを捜してしまうパルマと全然違う。そして守備では誰もさぼらずに一生懸命守備をする。いつの間にこんなに気持ちの良いチームになったんだ。
レッジーナは試合開始からフルスロットルで攻め、開始30秒でビッグチャンスを作ってしまう。そのわずか3分後に中村のロングパスがドンピシャでボナッツォーリの頭に当たって先制。しかしボナッツォーリはプロビンチアが良く似合う(笑)。
しかしすぐにウディネーゼのロングボールをバルガスの足が滑ってクリアミスしたところをイラニクが倒してしまいPK。しかしまたレッジーナはゴール前のこぼれ球をディミケーレが素晴らしい(マグレ)ミドルシュートを決めてしまう。それからもレッジーナは中村のミドルパスからチャンスを作るのだが決められない。
前半30分過ぎからは、レッジーナも疲れてきたのかビルドアップが出来ずにただロングボールを蹴るだけになって中盤にスペースが空いてしまう。そこを前半終了間際に突かれて右サイドからのアーリークロスをイアキンタに合わされてまたも同点。ちょっと皆上がりすぎ(笑)。
後半になると、前半はかなり上がり目のポジションを取っていた中村も下がり目に落ち着き、ややウディネーゼが攻め込んでくる。しかし、中村のCKをウディネーゼが思いっきりハンドしてしまいPK。2度のやり直しの末にコッツァが決めてレッジーナが勝ち越し。最後は何とか守りきって貴重な勝利をものにした。
中村は今日は非常に良かった。落ち着いたキープからの正確なミドルパスがレッジーナのリズムを作り出していた。ゴール前への飛び込みも見られ、完全にこのポジションでのプレイをものにしたと言える。かえってトップ下に入ったときのほうが動きにメリハリが無くなったぐらいだ。ただ、注文を付けるとしたら、ボールより前にいる時に、前を向きながら後ろからのボールを受ける技術が欲しい。今は常に前からボールをもらおうとするポジショニングが多すぎる。トップ下でやろうとするならなおさらだ。

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