FAカップ5回戦再試合 バーンリー-フルハム(3-0)

試合開始時のフルハムの布陣はなぜかマルブランクが右ボランチの稲本トップ下。どうしてティガナはこの前うまく行った稲本ボランチのスクエア4バックにしないのか不可解。
試合は、バーンリーがいかにもイングランドフットボールらしい1対1の激しさとスピードと運動量で攻め続ける展開。フルハムはマルブランクがほとんどボールに触れないのを始め、全体的に非常に動きが悪い。その割には中途半端に攻めに行ってしまってロングボールから度々ピンチを迎えてしまう。稲本も以前のトップ下のように上がりに取り残される事無く、前に飛び出す場面も多く見られたのだが、他の選手が上がっていけなかっただけのような気もする(笑)。
そうこうするうち、27分に深いサイドからのセンタリングを跳ね返したボールを再び拾われ、アーリークロスにDFがかぶってマークが付いていなかった裏の選手にヘッドで合わせられて失点。35分にはGKからのフィードを跳ね返すも中盤のプレッシャーが全く無く、ワンタッチで裏を取られてまた失点。
後半早々にデイビスがレイトタックルのカニばさみで問答無用の退場。52分にCKからディアロをあっさりフリーにしてしまって3点目。ま、これでほぼ試合は決定。出来の悪かったマルブランクが交代してからは稲本は1トップ下に。あとは一進一退のまま試合終了。
稲本の出来はボールタッチとさばきはまずまず良かったのだが、やはりトップ下としては動きの質と量、体の使い方がプレミアレベルに無いのは寂しい。全く動いてないわけじゃないんだが、動き出しのタイミングがワンテンポ遅くて鋭さが無い。後半はかなり疲れが目立ってきたしね。カップ戦も無くなってさらに厳しい立場にはなったが、フルハムには怪我も多いので出たチャンスに結果を出しつづけるしかないだろう。