CL二次リーグ アヤックス-アーセナル(0-0)

ローマを除く3チームが勝ち点5で並んだグループBにおいては、負け組になる事だけは絶対に避けなければならないという思惑が強く働いたためか、昨日のドルトムントのようなリスクをかけた場面と言うのがほとんど見られない試合であった。
前半はボールキープ能力の高いアーセナルがやや押し気味の展開だが、アヤックスの守備の戻りと厳しいマークでゴール前に進入する事がなかなか出来ない。後半になるとアヤックスが得意のサイド攻撃で攻めようとするが、すぐにそのペースは退化していってしまった。
決定的な場面と言えば、アーセナルがアンリのキーパーがギリギリはじいたミドルシュートとセットプレイからファーに流れたヴィエラのボレーシュート、アヤックスが右サイドのトラベルシの突破からのクロスをイブラヒモビッチが合わせた場面のみ。
1点でもどちらかに入っていれば大きく変化しただろうが、両チームとも負けなかった事だけが収穫だった試合と言える。