レッジーナ-ペルージャ(3-1)

どどどどないしたんやレッジーナと、つい関西弁で突っ込みたくなるような試合であった。だいたいフェイエの試合を見てて、そろそろ始まるかなとチャンネルを変えたら既に点が入ってるぐらいだし(笑)。
今回の相手は難敵ペルージャだったが、レッジーナは徹底したマンマークで、キーマンであるミッコリをほぼ押さえ込んでいた。ホームパワーで運動量も最後まで落ちることなく全員が守備に走り、カウンターの場面ではどんどん積極的に前に出てチャンスをモノにしていった。
ここ数試合を見ていると、やはりレッジーナは相手によって戦術を使い分けてるようだ。前線のワンタッチでクラウディオ・ロペスの飛び出しを使うラツィオのような相手にはオフサイドを狙い、ミッコリが中盤に下がって組み立てて来るペルージャ相手ではきっちりとマークを付けて封じてしまう。ゾーンとマンマークの連携もスムーズで、徐々にディカーニオの意図を選手が表現できるようになってきたと言える。
中村はいつの間にかしっかりボランチが定着。中盤でキープしつつパスを散らすって小野そのまんまやないか。今度は小野や稲本と代表でポジション争いですか。想像を絶する事態になってきちゃったね(笑)。
守備面では、最後まで忠実にマークに付いて相手の侵入を良く体で防いでいた。ポジショニングやチェイシングにはまだ軽さがあるけど、だんだんセリエAプレイヤーになってきたと言う感じ。攻撃面については、まだカウンターのスピードやルーズボールの場面でのボールへの寄せが遅いが、攻撃のリズムを組み立てるという役割はこなせていたように思う。バックパスの指示を出してるのに無視される事が多かったのはちょっと笑ってしまったが(笑)。
まあ前線への積極的な関与と言うお釣りは無かったものの、与えられた仕事はきっちりやり切ったと言えるのではないか。
ともかくこれで、レッジーナは降格圏内から一時脱出。自力を考えるとブレシアとアタランタはこれから上がりそうなので、モデナやエンポリあたりとの争いになるだろう。まだまだ正念場は続く。