2002年11月

マスコミは誰も触れないレッジーナの戦術変化

生では見れなかったレッジーナ-アタランタの試合をビデオで見る。中村は不思議と良かった。やっとダッシュのスキルを覚えたようで、喜ばしい限り。ただ、まだ総MP数が少ないようで、回数が限られているようではある。ここは我慢して経験値を貯めるしかないだろう。 1トップのディミケーレを軸に、サイドがどんどん上がり、中村はスペースを見つけて自由にポジションを取ってマークされにくくするタイプの4-5-1。これって […]

ペルソナリタ

UEFAカップへたれべろりん戦を見た。小野もそうだが、稲本も相変わらずポジショニングや動きに迷いが見える。良いプレーもするが凡ミスも多く、ちょっとこのままではレギュラーは難しい出来であった。 それをトルシエの言うスターシステムにこじつけるつもりは無いが、やはり日本のレベルでは、海外移籍を果たせるような選手は、どうしてもチームの中心選手、しかも中盤に限られてしまうわけで、だいたいはその選手を王様とし […]

「日本、アルゼンチンに完敗」

トルシエ時代とは全く違った、角沢とセル塩の前向きポジティブ盛り上げもむなしく、0-2の完敗。 極めて不満である。 前半は確かにコンパクトな布陣で、オフサイドラインを意識したコントロールが伺えたが、その時点ではアルゼンチンは最後こそきっちり守っていたものの中盤のプレスがゆるく、中村や小笠原がフリーで扱える場面も目立ったが、後半始まってプレッシャーをかけはじめたら完全に後手に回ってバタバタ、瞬く間に2 […]

書評

今週、2冊の本を読んだ。 1つは、ステラン・ダニエルソン著「日本発見」。これは、2002年W杯の時に、日本に滞在した、スウェーデン人カメラマンの著者が、日本に滞在するうちに気に入ってしまい、当初の滞在予定を延ばしてまで過ごした記録である。そしてもう1つは、おなじみフローラン・ダバディの「タンポポの国の私」である。 前者は、日本の生活文化や自然に感銘を受けている他に、日本人に特有の「外人に対する過剰 […]

おくやみ

そう言えば、アルゼンチン戦のちょうど次の日に、高円宮殿下が亡くなられた。スポーツ文化がまだ生活に溶け込んでいるとは言えないこの国で、皇族でありながら先駆者として引っ張ってこられた功績は計り知れない。お志半ばでのご逝去、極めて残念でならない。まだまだ、我々の心のリーダーとして活躍していただきたかった。謹んでご冥福をお祈りいたします。

の文章を書いている時期は、ちょうどアルゼンチン戦の前の時期である。

初戦のジャマイカ戦以来、ジーコ監督に対する風当たりがファンの間で強くなってきている。実質2日間しか練習していない、欧州組もコンディション悪い中でやったにしては、まずますの試合だったかなと思うが、やはり前任者と比べられてしまうのは仕方ないところだろうが、個人的にはそれ以外にも大きな理由があると思っている。 それは、未だに私たちには「ジーコの顔」が見えてこない、ということである。戦術や結果というもので […]