UEFAチャンピオンズ・リーグ

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「CSKA=オランダ?」ヨーロッパリーグ グループF パレルモ-CSKAモスクワ(0-3)

グループF最大のライバルと目されていたパレルモとの一戦は、何とCSKAがアウェイで3-0の大勝という意外な結果に終わった。 とは言え、両者にそれほど大きな力の差があったわけではなく、パレルモは次世代のスター候補であるアルゼンチン代表パストーレのスピードとテクニックを中心に、マッカローネ、アベル・エルナンデスのトリデンテがCSKAのDFラインを次々に突破してチャンスを作ったのだが、そこで得点出来なか […]

「ラウルと共に目覚めたか?」欧州CLグループB シャルケ04-ハポエル・テルアビブ(3-1)

しかし、鹿島ファンの皆さんには申し訳ないが、ちょっと半年前まで代表でのプレイにダメ出しをしていた選手がCLに出てるってのはどうにも違和感があるよね(笑)。 この試合でもしょっぱなに敵へのプレゼントパスを2本やっちゃったように、まだ内田の守備に問題があるのは分かっていても使ってくれるマガトのためにも勝ってもらわないといけないシャルケだが、展開に恵まれたのと相手が弱かったのもあったが、少しは今後に明る […]

「名将と凡将の差?」欧州CL グループG レアル・マドリード-ACミラン(2-0)

戦前は指揮官同士の舌戦が話題になった対決だったが、蓋を開けてみれば何て事も無くレアルの圧勝で、モウリーニョに対するアレッグリ監督の現時点での経験、能力差が露わになってしまった試合だった。 レアルが、Cロナウド以外の選手が運動量を惜しまずにミランの選手にプレッシャーをかけ続けていたのに対し、ミランはアウェイという事もあるのだろうが、イブラヒモビッチは前線で孤立して突っ立っているだけで、ボールがさっぱ […]

「今日は香川じゃなくてゲッツェの日」ヨーロッパリーグ グループJ カルパティ・リビウ-ボルシア・ドルトムント(3-4)

下馬評では圧倒的優位と見られていたドルトムントは、序盤にPKと相手のミスで2点を奪ってこれは楽勝かと思われたが、そこからカルパティの猛反撃に遭ってしまい、何とそこから3点をぶち込まれて逆転されるという苦しい展開に陥った。 その要因となったのは、ホームの大声援を受けて戦うカルパティの、激しいプレスと運動量、攻守の切り替えの速さだった。 相手のオールコートプレッシャーの前に、ドルトムントは攻撃の組み立 […]

「モウリーニョが凄いのかオランダが弱いのか」欧州CLグループG レアル・マドリード-アヤックス(2-0)

見た目、ファーガソンやリッピのように凄いカリスマがあるように見えないのに、数あるスター選手をあっという間にチームの歯車にしてしまうモウリーニョの力というものは、いったいあのちっこい体のどこにあるんだろうね? レアルが見せたサッカーは、まさにモウリーニョスタイルと言うべきもので、全員が統率してコンパクトに守り、攻撃に転じると選手がバランスを取りながらワイドに展開、そして必ず逆サイドが高い位置に上がっ […]

「チーム作り以前の問題」欧州CLグループC マンチェスター・ユナイテッド-レンジャーズ(0-0)

守って守って守り倒す作戦と言うのは、強豪チームと対戦する格下のアウェイチームの常套手段であるが、イタリアならともかく、オールドトラフォードでスコットランドのレンジャーズがそれをやってのけるとは全く思っても見なかった。 つまりはそれだけマンUが悪かったという証拠なのだが、実際、マンUのスタメンは今期初先発が6人いて、前節のエヴァートン戦からも9人が入れ替わるという、完全に次のリヴァプール戦に戦力をシ […]

「代表と比較にさえならない徹底の凄み」欧州チャンピオンズリーグ決勝 インテル-バイエルン・ミュンヘン(2-0)

代表の日韓戦を見た後の観戦だっただけに、選手のレベル差を割り引いても、インテルと代表とのチームの統一性や献身性、それを率いる監督の力量、統率力といったものに果てしない差を感じさせらた試合だった。 とは言え、この試合でのインテルはそんなに複雑なタスクや戦術をしていたわけではない。バルサと相対したときのように、相手にボールを回されるのは覚悟の上で、4人と3人のコンパクトなゾーンを強いて強固な網を構築し […]

「インテル守ってる」欧州CL2010 準決勝第2レグ バルセロナ-インテル(1-0)

シュート数15:1、ボールポゼッション76%:24%という極端な数字を見ると、数値の劣っているほうが勝ち抜けたとは到底思えないよね(笑)。 しかしその原因となる、前半28分という早すぎる時間に起こった、バルサのカンテラ出身であるモッタの退場が、かえってインテル勝ち抜けのポイントとなったのはなんとも皮肉な事である。 これにより、それまでボールポゼッションは劣勢ではあったがそれなりに攻めていたインテル […]

「お疲れバルセロナ」欧州CL準決勝第1レグ インテル-バルセロナ(3-1)

チーム関係者の談話では、アイスランド火山の影響で飛行機移動が出来ず、14時間かけてバスでミラノまでやって来た疲労は関係ないという話だったが、そうではない事は選手のプレイを見れば一目瞭然だった(笑)。 インテルの得点は、どれもバルサ守備陣のマークミスによってフリーな選手を作ってしまってのパターンで、DFラインは一応ラインを作って統率されているようには見えるものの実際はボールウォッチャーになっていて、 […]

「ザ・メッシ・ショー」欧州CLベスト8第2レグ バルセロナ-アーセナル(4-1)

例えとして挙げるのは極めて不適切だけど、アーセナルがカウンターからベントナーが押し込んだ先制点までは、パスは回せてもクロスは跳ね返され、スペースをきっちり埋める守備にてこずったところまでは、バルサと日本の姿が少しだけかぶって見えた。 が、言うまでも無い事だが、バルサにはメッシがいた。 1点目と2点目の、トップスピードでゴール前まで走りこみながら、自分の前に送られてきたボールを全くミスの無いトラップ […]

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