Jリーグ

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「高木・大前システムの崩壊」J1第12節 浦和レッズ-清水エスパルス

昨日はとあるイベントに出かけていて、夜は疲れでフラフラだったのでざっとした雑感のみで。 清水の攻撃は、「高木・大前システム」と呼ばれるように、U-23代表にも選ばれたアンカーの村松から両サイドの高い位置に張ったウイングの高木と大前にサイドチェンジを飛ばし、そこを基点に攻め込むスタイルなのだが、そこを浦和は5バックでサイドのスペースを潰してしまい、清水を機能不全に陥れた事が第一の勝因だったと言える。 […]

「盾と盾のぶつかり合い」J1第11節 サンフレッチェ広島-横浜Fマリノス

森保新監督になって好調の広島と、絶不調状態から脱して3連勝中のFマリノスという対戦だったが、昨日見た鳥栖と大宮の試合とは一転してリトリート合戦のような試合であった。 いきなり前半の6分に、広島の青山がセンターサークルの後ろから、推定60mの超ロングシュートを決めるという度肝を抜くゴールで試合は始まったのだが、その先制点を大事にしようという意識が強く出たのか、その後は5バック気味で守備ブロックが低く […]

「内容的にはドルトムントに匹敵?」J1第11節 サガン鳥栖-大宮アルティージャ

シーズン序盤を好調なスタートで飾った両チームの試合とあって、互いにコンパクトかつコレクティブで攻守の切り替えが非常に早く、内容だけならドルトムントに劣ってないぐらいの好試合を見せてくれた。 前半のペース的にはやや鳥栖の流れ。とは言え、ボールポゼッションは個人能力で若干上回る大宮のほうが高かったのだが、大宮は中盤をダイレクトパスを多用してチョ・ヨンチョルのサイド攻撃を軸として素早く斬りこむものの、S […]

「果たして鹿島はいつ噛み合うのか」J1第11節 ジュビロ磐田-鹿島アントラーズ

選手の世代交代期を迎えて互いにチーム再建中となっている、かつてのナショナルダービーマッチはホームのジュビロが鹿島に3-0という大勝に終わった。 オリヴェイラが退任の後を受けて、満を持してレジェンドであるジョルジーニョ監督が就任した鹿島だが、試合を見た瞬間にその不調の原因が見て取れた。とにかく、選手同士の連携がかつて好調だった時とは雲泥の差になってしまっているのだ。 本来の鹿島サッカーは、25パズル […]

「風間サッカーが蓋を開けてみれば」J1第9節 川崎フロンターレ-ジュビロ磐田

既にクラブチームでは滅多に無い「風間フロンターレ」という代表監督のような呼称がつくぐらい、そのサッカースタイルが注目されている川崎。 風間監督の初陣は惨敗だったが、このジュビロ戦では4点を取っての勝利ということで、早くも風間スタイルが浸透したのかと思ってこの試合を見てみたのだが、ポゼッション率100%を標榜する川崎に対し、逆に磐田のほうがボールを保持していたのにちょっと驚いてしまった。 むしろ、「 […]

「もともとの地力が違うとは言え・・・」J1第7節 コンサドーレ札幌-柏レイソル

シーズンがスタートしてからいまいち期待された結果が出せない両チームの対戦とあって、どちらにもチグハグさが散見される内容の試合であった。 柏が調子を出せていない理由は明白で、今期はエースのレアンドロ・ドミンゲスへのマークが非常に厳しく、FW陣や酒井の調子も良くないので彼をサポートすることが出来ず、余計に攻撃が孤立・単発化するという悪循環になっている。 特にFWの人選に今期は苦労しており、期待された移 […]

「神戸はどっちに向かうのか」 J1第4節 サガン鳥栖-ヴィッセル神戸

橋本や伊野波、野沢といった代表クラスの選手を積極的に補強した事で、今年のJ1注目株だった神戸だったが、J2から昇格したサガン鳥栖の前になんと0-3での完敗を喫してしまった。 神戸は4-4-2のフォーメーションで、大久保と吉田を2トップにしてボランチの橋本とSHの野沢を中心として中盤を作ってから彼らのシュート技術を活かそうという狙いがあったのかもしれないが、結果的にはそれが完全に裏目に出てしまった。 […]

「好調同士らしい歯車が噛み合った試合」J1第3節 川崎フロンターレ-セレッソ大阪

得点は75分にセレッソのキムボギョンが挙げた1点のみだったが、互いにここまで負けなしと好調なチーム同士の試合らしく、締まった内容で見ていて飽きない試合だった。 昨シーズンの川崎は、始終ハイプレスをかけまくっては裏を取られて失点というパターンが多かったように思うのだが、この試合ではラインを上げるというよりは、しっかりとセレッソの中盤に対してチェックをかけ続けて扇原と山口の五輪で売り出し中のコンビに仕 […]

「ガンバは未だお目覚めならず」J1第2節 セレッソ大阪-ガンバ大阪

珍しくNHKの関西地上波で放送があった第2節の大阪ダービーは、ロスタイムに決勝点が決まる劇的な展開とは言え、内容的にはセレッソの方にかなり分があった対決だったように思う。 セレッソは、U-23アジア予選でブレイクした山口と扇原のボランチコンビが先発したのだが、彼らはそれぞれ遠藤と明神に対してしっかりとプレッシャーをかけつつ、扇原は鋭い左足の縦パスで、山口は堅実でシンプルなつなぎを見せ、まるで代表で […]

「古巣対決の開幕戦」J1第1節 サンフレッチェ広島-浦和レッズ

浦和のペトロビッチ監督と槙野、柏木の古巣対決という点以外にも、各年代の代表メンバーが数多く揃ってザックや関塚監督が視察、そして同じ3-4-3の戦術同士と、非常に見所の多いカードになった開幕戦は、広島が1-0で逃げ切ってホームで勝利を飾った。 両チームの勝敗を分けるポイントになったのは、予想通りチームへの戦術浸透度合いの差で、広島は序盤こそ浦和の鋭い出足に対して受けに回る場面が多かったものの、オフト […]

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