FIFAクラブワールドカップ

2/4ページ

「何も無いところから簡単に得点を決めてしまうバルサの錬金術」クラブW杯 決勝 リーベルプレート-バルセロナ

準決勝の広島対リーベルの試合を見て、後半の序盤を除けばリーベルに本気を出させてないなと思ったのだが、その本気全開のリーベルを全く相手にせず3-0で楽々勝ってしまうバルサの強さには言葉を失ってしまう思いがした。 バルサの攻撃に対して、リーベルがどういう戦い方をするかと思ったのだが、意外にもオーソドックスな4-4-2の形にして来た。対するバルサはお馴染みの4-3-3だが、ネイマール、スアレス、メッシの […]

「Jリーグ勢の、異常な”世界3位”率の高さ」クラブW杯 3位決定戦 サンフレッチェ広島-広州恒大

この後に決勝戦もあるので、広島の3位という結果は嬉しいけど感想はあっさり目で(笑)。 まあ毎度おなじみと言おうか、試合開始4分でCKから相手の高さとゴール前での集中力にやられて先制点を奪われた時には、やっぱりJリーグ勢はこの力づくパターンに勝つことは出来ないのかと暗い気持ちにさせられた。 が、広島よりもさらに試合間隔が1日少ない広州は、ハイプレスをかけて来たのは前半10分頃までで、そこからは広島が […]

「常識ではあり得ないバルセロナの大胆なビルドアップ」クラブW杯 準決勝 バルセロナ-広州恒大

昨日は本業での今年最大の懸案が片付き、個人的に祝杯を揚げて帰って来てから試合を見たため若干記憶が曖昧になってしまったので、とりあえず印象のみの感想を。 まあ試合全体の感想としては、広州恒大が自陣にコンパクトな4-4-2の3ラインディフェンスを敷いて、バルサにほとんどバイタルエリアでスペースを与えなかったのに、いとも簡単に個人の能力だけでこじ開けてしまうのは流石というしか無いなと。 1点目は無回転の […]

「リーベルの本気を引き出した時には、既に広島の力が尽きていたという勝負の残酷さ」クラブW杯 準決勝 サンフレッチェ広島-リーベル・プレート

1-0という最少失点差、前半で4つの決定機を作った広島に対し、リーベルの決定機はその半分という結果を見れば、勝てる試合だった、リーベルを追い詰めたと言う人は多いだろう。しかし個人的には、「世界との差はあと一歩だが、その一歩が遠い」という状態よりは半歩近づいたが、その半歩も決して短くはないなという印象を持った試合だった。 確かに、リーベルは広島をリスペクトしてきっちり研究しており、広島の攻撃の起点で […]

「アフリカの弱点を正確に突ける、サンフレッチェの驚くべき冷静さ」クラブW杯 準々決勝 サンフレッチェ広島-TPマゼンベ

準々決勝の第1試合で、アジア王者の広州恒大が北中米カリブ王者のクラブ・アメリカに逆転勝ちした結果を受けての、サンフレッチェ広島とアフリカ王者TPマゼンベが対戦した第2試合。 試合の前半はマゼンベのペース。マゼンベはアフリカのチームらしく、選手個々のリーチが長くて1対1になると上手くボールを絡めとってキープし、トップスピードの速さで広島の選手を上回り、サイドの攻防で優位に立って試合を支配する。そして […]

「戦略と結果は完璧だったが、好事魔多しとはこの事か」クラブW杯1回戦 サンフレッチェ広島-オークランドシティ

先週の土曜日にチャンピオンシップを戦い、クラブW杯を勝ち抜いた場合は準決勝まで中2日の試合が連続するという、超過密スケジュールに直面した広島は、オークランドシティ相手の開幕戦で先発を6人入れ替えるという思い切ったターンオーバーに出てきた。 しかし広島は序盤からサイドを高く上げてボールを支配する無難な立ち上がりを見せ、9分にはショートコーナーからボールを受けた野津田がミドルシュートを放つと、無回転気 […]

「サンパウロはお祭り騒ぎ」FIFAクラブW杯決勝 コリンチャンス-チェルシー

試合後に、チェルシーのルーカス・ピアゾンが「ブラジル人だけが本気だった」と発言して物議を醸し出しているが、さすがにチェルシーとて負けていいとは思わなかっただろうが、勝利への執念という意味ではコリンチャンスに及ばなかった事が、運をつかめなかった理由の1つである事は確かだろう。 チェルシーは、前半にあった3度の決定機のうち、1つでもモノにしていれば後は守ってカウンター狙いで逃げ切れたのかもしれないが、 […]

「ACLは視界に入っていたか?」FIFAクラブW杯1回戦 サンフレッチェ広島-オークランド・シティ

今年のJ1を優勝した広島が、開催国代表としてクラブW杯の1回戦として登場したわけだが、アマチュアのニュージーランドクラブであるオークランドに、青山の無回転ミドルによる1点だけで何とか面子を保つ辛勝を飾った。 まあ、こういう一発勝負の大会における初戦で、ホームチームが緊張と負けられないプレッシャーで格下相手にしょっぱい試合をするのはW杯でも当たり前に見られる光景で、この内容と結果自体をことさらどうこ […]

「これがアジアの現実」FIFAクラブワールドカップ3位決定戦 柏レイソル-アルサッド

この試合だけを見たら、サッカーってなかなか点が入らないスポーツだなと思ってしまうんだけど、決勝でのバルサのゴールシーンだけを見たら、何てゴールって簡単に決まるんだと思ってしまうよね(苦笑)。 試合の流れとしては、3バックでガッチリ守ってカウンターを狙うアルサッドと、ボールを回しながらサイドを中心に攻撃を仕掛ける柏という展開となった。 前半15分ぐらいに、個人のキープ力でアルサッドにボールをつながれ […]

「世界4位でサントスに挑戦!」FIFAクラブワールドカップ準々決勝 柏レイソル-モンテレイ

初戦でオセアニアチャンピオンを下した柏は、中2日で北中米カリブ王者のモンテレイとの対戦。柏のスタメンは、茨田に替えて栗澤が先発になった以外は初戦と同じ布陣。 試合は、いきなりモンテレイがオセアニアとの違いをこれでもかと見せつける猛攻に出る。 モンテレイはきっちり柏を研究して来ており、柏の攻撃の中心であるレアンドロ・ドミンゲスに対してはサバラが密着マークしつつ常に2人がケアをして仕事させず、素早いチ […]

1 2 4