EURO

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「レスターには必要不可欠なカンテは、代表では逆にいらない存在に?」EURO2016 ベスト16 フランス-アイルランド

グループを首位突破した開催国のフランスと、グループDを3位で通過したアイルランドが対戦する決勝トーナメント1回戦。当然ながらフランスが圧倒的有利かと思われたのだが、試合はいきなり意外な形で動いてしまう。 開始わずか2分に、アイルランドが左サイドからクロスを上げると、中で選手が交錯してボールはファーサイドへと転がり、アイルランドFWロングがいち早く追いついてシュート体勢になったところを、後ろから来た […]

「今大会では珍しい、攻撃的な4-4-2守備のがっぷり四つ」EURO2016 ベスト16 スイス-ポーランド

とうとうノックアウトラウンドへと突入したEURO2016。最初の試合は、ともにグループリーグをわずか2得点ながら2位の成績で通過したスイスとポーランドで、互いに固く守り合いの試合になるかと思ったら、意外にも攻め合う展開になってしまった。 今大会の守備でトレンドになっていたのは、基本セットは4-5-1のフォーメーションで、4バックがあまりサイドのカバーでスライドせず、SHがDFラインまで下がって5バ […]

「アルバニアだって戦術が統率されているからこそ試合に勝てる」EURO2016 グループA ルーマニア-アルバニア

昨日の深夜から始まったグループリーグ最終節。もちろん仕事がある身で毎日生観戦など不可能なので、昨晩はグループAのフランス対スイスを見ようかと思ったけど、得点が入らない塩試合だったようなので、アルバニアが初出場で歴史的勝利を挙げたルーマニア戦を見てみた。 フランス戦ではほとんどの時間を守り倒さざるを得なかったルーマニアだが、勝利が必要なアルバニア戦では最初から攻勢に出た。アルバニアの4-1-4-1フ […]

「今年のユーロにおける戦術的なテーマを体現するポーランド」EURO2016 グループC ドイツ-ポーランド

昨日はグループFの試合を見ようと思ってHDRを再生しようと思ったら、録画の不具合で番組が再生できず断念。仕方がないので、ワールドチャンピオンであるドイツがポーランドとスコアレスドローに終わった試合をチェックしてみた。 ドイツは結果的に無得点で終わったとはいえ、チームとして攻撃の狙いは非常にはっきりしていた。ポーランドは4-4-1-1のフォーメーションでコンパクトなゾーンを組んでカウンター狙いのサッ […]

「今のところ敗退決定はウクライナのみ」EURO2016 第2節終了時各グループの状況

昨日はとあるイベントに出かけ、ドピーカンの中でずっと日干しになっていて帰った頃には疲労困憊、夜は当然のように寝落ちしておりました。 なので、ちょうど各グループの第2節が終わり、最終戦を残した状態での各グループの状況を見ていきます。 今大会のユーロは、グループの数が6なので、各グループ3位通過のチームから、勝ち点、得失点差の優先順位で上位4チームが決勝トーナメント進出出来る事になってます。 グループ […]

「大人しいイブラヒモビッチ、イタリアの前にあっさり屈す」EURO2016 グループE イタリア-スウェーデン

初戦のアイルランド戦ではかろうじて引き分け、2戦目は勝利が欲しいスウェーデンと、強敵ベルギーに勝利して引き分け以上ならOKなイタリアとの対戦は、まさにその立ち位置を計算し尽くしたイタリアの試合巧者ぶりが際立った試合になってしまった。 スウェーデンのフォーメーションは4-2-2-2で、攻撃時にはSHとSBが高く位置取り、ボランチを経由してサイドを中心に持ち上がってペースを握る。イブラヒモビッチはPS […]

「交代したFWが大活躍のホジソンマッチポンプ采配」 EURO2016 グループB イングランド-ウェールズ

同じ大英帝国に属するイングランドとウェールズが対戦する、いわばバトル・オブ・ブリテンとも呼べる注目カード。 イングランドのフォーメーションは伝統の4-4-2で、FWはケインとスターリング、ボランチの一角にはルーニーが入るという初戦のロシア戦と全く同じメンバー。対するウェールズは、3-5-2で注目のベイルは2トップの一角。 試合はいきなりカウンターからララーナからのクロスにスターリングが飛び込む大チ […]

「伝統国が新興国に戦術で負ける時代は、ヨーロッパも日本のアジアも同じ」EURO2016 グループB ロシア-スロバキア

ユーロも昨日からグループリーグ第2戦に突入。初戦でイングランドと土壇場で引き分けたロシアと、ウェールズに負けたスロバキアが対戦した。 代表チームは戦術意識を統一させる時間が少ないため、バイエルンのドイツやユベントスのイタリアのように、同じクラブの選手を多く起用する事でカバーする方針が最近は良く見られるが、ロシアも選手のほとんどがCSKAモスクワとゼニトから選ばれており、監督もあの”貧乏揺すり”スル […]

「”チーム”という観点では正反対の対戦は順当な内容と結果」EURO2016 グループE ベルギー-イタリア

セリエAの低迷とスター不足、代表の主力であるヴェッラッティとマルキージオが怪我で不出場というのもあって、大会前はほとんど優勝候補としては見られていなかったイタリア。 しかしこういう低評価の時ほど、欲が無くなって団結力が高まるのがイタリア代表であり、私もダークホースの一角として挙げていたのだが、まさにそれを証明するような試合内容だった。 イタリアのフォーメーションは3-1-4-2で、コンテ監督がユベ […]

「チェコの”戦術ロシツキー”が、ガンバの遠藤やFマリノスの中村と決定的に違う点」EURO2016 グループE スペイン-チェコ

前人未到のユーロ3連覇を狙うスペインの初戦は、世界トップクラスのGKチェフ擁するチェコ。ともにユーロ前の親善試合で韓国と戦い、スペインは6-1で大勝したがチェコは1-2で敗戦と対照的な結果になっただけに、スペインが貫禄を見せるかと思われた。 しかし試合展開は、ハーフコートゲームのようにスペインがひたすら攻めるのだが、前半16分にシウバの決定的な折り返しに合わせたモラタのシュートを至近距離で止めたの […]

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