その他戦評

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Jリーグ・ユース選手権サハラカップ FC東京-柏(2-1)

2-1という僅差の結果以上に、内容的に大きな差を感じた試合だった。とは言え個々のタレントという面で両チームに大きな差があったわけじゃなくて、とにかく一言で言えば判断の質の差。 柏の選手は、ボールは足元にきちっと止めるんだけど、そこから次のプレイを判断してしまうので、どうしても足を止めた状態でワンタッチ、ツータッチしてしまい、FC東京の選手に詰められて仕方なく横パスやバックパスという形が多くなってし […]

コパ・アメリカ グループC アルゼンチン-コロンビア(4-2)

日本が対戦したコロンビアが相手とあって興味深く見せてもらった試合。スコアとしては2点差だが、まあ順当にアルゼンチンの力勝ちといったところか。 コロンビアは幸先良くセットプレイから先制したものの、日本戦と同じように足元でつなぐパスが多く、選手のキープ力や個人技があるのでアメリカほど攻められっぱなしでは無かったが、1対1でボールを奪えない日本とは違ってアルゼンチンの守備が相手ではあまりにも攻撃が遅すぎ […]

コパ・アメリカ グループB ブラジル-チリ(3-0)

結果こそブラジルの快勝だが、ここまで出来の悪いブラジルを見たのは本当に久しぶりだ。 36分にPKで先制はしたものの、83分の追加点までブラジルの決定機は実にゼロ。ブラジルが前を向いてボールを持ったらすぐさま体を当ててファールを奪うチリのダーティーさに全く攻撃のリズムが作れず、ひたすら足元でつないでボールを回すだけで最前線のヴァグネル・ラヴにまでボールが渡る場面は皆無だった。 守備でも、ゴンサレス、 […]

コパ・アメリカ グループC アルゼンチン-アメリカ(4-1)

結果は優勝候補筆頭であるアルゼンチンの順当な大勝に終わったが、さすがゴールドカップを優勝しただけあって、アメリカの健闘もなかなか光っていた。 アメリカは相変わらず非常に組織化された4-4-2のコンパクトな2ラインディフェンスを駆使し、しかもFWまでもが労を惜しまずに常にバックパスをカットするチェックを見せるなど、これはどんな国が対戦してもてこずるだろうなと思わせる自力を見せ付けていた。 ただ、アメ […]

リベルタドーレスカップ決勝第2レグ グレミオ-ボカ・ジュニアーズ(0-2)

ボカホームでの第1レグを3-0で折り返しての、グレミオホームでの第2レグ。 試合は当然点を与えなければ良いボカが、前線にFW2人を残して両SHがボールチェック、そして残りの6人で守備ブロックを固める専守防衛の姿勢。それでも、グレミオはサイドでのパス交換から何度もSBを振り切ってクロスを上げるもののなかなかFWにピタリと合わず、じりじりした展開が続く。 かえってボカのほうが少ないチャンスからクロスを […]

ユーロ2008予選グループB フランス-イタリア(3-1)

早くもドイツW杯決勝の再現となったこの試合、フランスはジダンが引退し、イタリアは決勝の主演だったマテラッツィが出場停止中と、因縁の2人が抜けた状況での対決となったが、今回は結果も内容も決勝で敗れたフランスが完全に上回った試合となった。 そのフランスの原動力となったのはドイツで一気にブレイクしたリベリで、アンリの下のトップ下という位置付けながら、ウルトラモリシとも言える運動量でピッチのあらゆるところ […]

UEFAカップ決勝 ミドルズブラ-セビージャ(0-4)

ボロのマクラーレン監督が次期イングランド代表監督に内定し、日本が対戦するオーストラリアのエースとなるであろうヴィドゥカが出場するという事で見所の多くなるはずだった試合だったが、意外な内容と結果に終わってしまった。 とにかく最初から試合はセビージャペースで、ボロはオーソドックスなイングランドスタイルの4-4-2の布陣を引いたのだが、ゾーンの間をセビージャの個人技とショートパスを織り交ぜた攻撃でやすや […]

FAカップ5回戦 ボルトン-ウェストハムU(0-0)

FAカップも5回戦ともなるとどのチームも負けたくない意識が強くなるのか、両チームともに90分間守備のバランスを崩さず、結果的にショッツオンターゲットが2対2という非常に決定機に乏しい試合展開となってしまった。 中田は左MFとして先発出場し、ホームという事もあってCHの位置よりは上がり目のポジションを取ることが多かったのだが、ボルトンがダイアゴナルに遠めの味方にパスを出す展開が多く、中田が視野の広さ […]

FAカップ3回戦 ワトフォード-ボルトン(0-3)

ボルヘッティとともにカップ戦専門になってしまった中田は、おそらく3枚の中盤の右というポジションで先発。 前半は、かなり過激にラインを上げてくるワトフォードの前にスルーパスやダイレクトパスを出してもバステを初めとして再三オフサイドに引っかかり、中田も積極的に上がる姿勢を見せたのだが皆も上がるためにポジションバランスが崩れ、何度もワトフォードにゴールを脅かされる場面を作ってしまった。そんな中でもボルト […]

FAカップ3回戦 WBA-レディング(1-1)

この試合は稲本についてのみ。 稲本は怪我明けで久々の試合ということも割り引いても、あまりにも様子見が多くて攻守に顔を出す場面が少なく、たまにパスをもらえてもベクトルが前に向いた状態でボールを持つような場面は数えるほどで、ぶっちゃけスタンドが低位置でも仕方ないなと思わせる低調なパフォーマンスに終始してしまった。そして当然のごとく後半早々にベンチに退却。 とは言え、チームとしても同時に1人や2人までの […]

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