天皇杯

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「ソニー仙台、ジャイキリならず」天皇杯3回戦 ソニー仙台-セレッソ大阪(1-3)

仙台ダービーでベガルタを破ってJFLから勝ちあがって来たソニー仙台と、J1で好調なセレッソと言う注目の対戦。セレッソはほぼベストメンバーで臨んできた。 しかしユアテックスタジアムの芝がかなり悪いのと、やはりJFL相手との試合とあってかセレッソの動きは鈍く、いつものような前線が流動的にポジションを取ってパスをつないで仕掛ける攻撃が見られず、低い位置でコンパクトなゾーンを作るソニーの守備に手を焼いてな […]

「確かに大勝ではあるけれど」天皇杯2回戦 浦和レッズ-東京国際大(7-0)

まったくもって本題の通りで、せっかくあこがれのレッズと対戦できるというのに、駒場のピッチは凄まじいぐらいにボコボコで、なおかつ中1日での日程とは、あまりに東京国際大にとっては実力を出し切れない環境を強いられてしまったと言える。 試合自体は、東京国際大が積極的にラインを押し上げて前に行こうと言う姿勢は見えたのだが、ボールホルダーに対してプレッシャーがかけられていないために、浦和の選手がいとも簡単にD […]

「一点突破型サッカーの限界」天皇杯2010決勝 ガンバ大阪-名古屋(4-1)

今日までは酒に漬かりながら箱根駅伝のほうを見ていたので(笑)、ようやく天皇杯レビューのアップを簡単に。 まあ、一言で言えば今シーズンの名古屋の弱点がモロに出てしまった試合だったかなと。 名古屋は4-3-3のフォーメーションで、サイド攻撃を中心としたサッカーをやっているのだが、このフォーメーションの場合は中盤の3人がどこまで1トップのケネディに絡めるかが重要なのだが、DFのラインは低いままでボールの […]

「余裕のパス回し」天皇杯2009準決勝 ガンバ大阪-仙台(2-1)

名古屋と清水の試合がPK戦までもつれこんだので、この試合は後半からのレポートになってしまうが、仙台ファンには悪いが、点差以上の実力差があった試合だった。 仙台のサッカーはハードワークのお手本のようなサッカーで、後半13分に同点に追いついた得点も、マイボールになったところで逆サイドが高い位置まで上がり、そこからさらにゴール前へと3人が入り込むという、個人技を持たないチームが点を取るための定石を実行し […]

「勝負を決めたのはGKの背中」天皇杯2009準決勝 名古屋-清水(1-1PK5-3)

試合内容と決定機の数ではやや清水が上回ってはいたものの、延長で完璧な決定機を防いだ楢崎とPK戦でバーに当たったボールが背中に当たってゴールに入ってしまった(まあそれを実力とするには気の毒だけど(笑))山本というGKのわずかな差で勝負が決まってしまった試合だと言えるだろう。 しかし、個人的には一見うまく行ったように見える長谷川監督のゲームプランこそが、勝敗を左右したように思えてしまうのだ。 前半の清 […]

「個対組織の結末」天皇杯2009準々決勝 名古屋-岐阜(3-0)

天皇杯という場で実現した中京ダービーは、まるで日本対オランダの仮想戦とも言うべき内容と結果になってしまった。 岐阜はまさしく「スモールサッカー」の典型で、前半の30分までは名古屋のポゼッションの前にカウンター狙いしか出来ず、たまに裏に抜け出しても名古屋の1対1での守備能力に封じられてシュートまで持ち込めず、やっぱりJ2の下位だとこんなもんなのかな、と思ってしまった。 ところが30分を過ぎると名古屋 […]

「ここまで来たらもはや様式美」天皇杯2009準々決勝 仙台-川崎(2-1)

しかし今年の川崎は、最後の最後まで運に見放された1年だったよね(苦笑)。 この試合も、序盤から川崎がボールを支配する展開にはなったのだが、怪我でジュニーニョを欠いて黒津が先発になった攻撃陣の連携が今ひとつで、中村憲から良いパスが出てもその先が続かず、非常にコンパクトな布陣を引いて積極的にラインを押し上げる仙台の守備の前に、単発のチャンスしか作る事が出来ていなかった。 そんな感じでぐだぐだ進んでいた […]

「両軍片肺」天皇杯4回戦 清水-甲府(3-0)

代表の南アフリカ戦は・・・まだ見ていないので先に天皇杯のほうを。 清水は代表戦で、甲府は次節に湘南との大一番が控えた影響でベストメンバーから数人が落ちた状態だったので、互いに決定機の少ない凡戦になってしまった。 清水は前節で柏に完膚なきまでに叩きのめされてしまったが、柏に比べると縦にボールを入れるスピードや精度、キープ力、プレスのスピードでは格段に差がある甲府相手では、それほど慌てる場面も無くボー […]

「やっぱり大学の存在って大きいんじゃ・・・」天皇杯2009 3回戦 名古屋-鹿屋体育大学(3-1)

だいたい、プロがアマチュア相手に苦戦するのは天皇杯の風物詩なんだけど、全敗で終わったU-17W杯や、最近のユース代表の守備力を考えると、大学がここまで健闘するってのは実は凄い事なんじゃないかと思ってしまう。 鹿屋大は磐田に対して8人できっちりとゾーンを作り、ボールに対して近くにいるゾーンの選手が激しくプレスをかけ、それに連動するように他のゾーンの選手が磐田の選手にぴったり付く守備で、その運動量が落 […]

「オランダ戦の日本はこんな感じ?」天皇杯2回戦 G大阪-流通経済大学(5-2)

モチベーション高く、格上の相手に対して果敢な攻めを見せるも、個人能力の差と1つのミスが命取りとなって失点を重ねて敗戦という意味では、ガンバから見た流経大は、ちょうどオランダから見た日本のような位置づけだったのかもしれない。 流経大は、浦和の特別指定選手の宇賀神を中心としたパスワークとサイドチェンジが冴え渡り、特に前半は下平のサイド狙いがズバリと的中、先制点もそこからのクロスに対してゴール前へと4人 […]

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