アジア・チャンピオンズリーグ

4/12ページ

「負けるべくして負けた」ACL2010ベスト16 城南一和-ガンバ大阪(3-0)

確かに、西野監督や選手が言うように、審判は終始城南よりだったし、1点目のPKは誤審だった。が、それでもガンバ自身の出来が勝利に値したとは言えない試合だった。 前半15分までと、後半開始から先制点を奪われるまでは、ガンバは良く前に出て相手の攻撃を寸断、そこからパスを細かくつないでゴール前まで持ち込むガンバサッカーで攻め込んだものの、ルーカスや宇佐美のヘディングはコースが甘くて防がれてしまい、今までの […]

「全勝は全勝だけど」ACL2010グループF 鹿島アントラーズ-全北現代(2-1)

これで鹿島はACLのグループステージ全勝という偉業を引っさげてベスト16へと駒を進めることになったわけだが、ちょっとその結果からは恥ずかしくなるような内容だったかな。 鹿島は、1位通過のために勝たなければならない全北が、前に出て来るところを1対1で厳しく当たり、つなぐところと蹴り出すところをうまく使い分ける、ウェルバランスな立ち上がりを見せて序盤にいくつかチャンスを作ったが決められず、徐々にミスが […]

「何よりも川崎だけは嫌?」ACL2010グループG 河南建業-ガンバ大阪(1-1)

西野監督は勝つ気だったようなコメントをしてたけど、本当に勝つつもりなら二川と遠藤を両方外して、アウェイでルーカス実質ボランチに安田SBとかあり得ませんから(笑)。 まあ、ガンバとしては川崎が来たら最悪とは言え、さすがに城南アウェイのほうがいいとは考えなかっただろうけど、Jリーグ次節の鹿島との試合と、ACLで最悪のカードが来るかもしれないリスクを考えたら、温存策であわよくば一位突破できればというとこ […]

「サッカーはメンタルゲーム」ACL2010グループH サンフレッチェ広島-浦項スティーラーズ(4-3)

浦項が1位抜け争いでプレッシャーがかかっているのに対し、広島は失うものが全く無い気楽な立場だったとは言え、グループリーグで最初からこういう試合が出来ていれば、と思わざるを得ない気持ちのよい内容だった。 グループリーグ序盤では、中盤にパスを出すのでさえ足を止めておっかなびっくりだった広島の選手が、この試合では少しでも前にスペースがあればドリブル、思い切りの良い縦パスとサイドをからめて2~3人目の動き […]

「自力勝ち抜け条件復活!」ACL2010グループE 川崎フロンターレ-城南一和(3-0)

完全崖っぷち状態だった川崎だったが、この城南戦に勝利し、メルボルンと北京が引き分けに終わったおかげで、とにかく北京に勝てばいいというグループリーグ条件をゲットする事ができた。もし北京が勝っていたら、総得失点差を考えると3点差で勝たないといけない羽目になっていたからね。 その城南戦だが、一応城南の面子はベストメンバーだったとは言え、やはり首位突破を決めているのでモチベーション的には高くなかった様子で […]

「怪我の功名、宇佐美覚醒」ACL2010グループG ガンバ大阪-水原三星(2-1)

レギュラーから5人が欠場して、まさに総二軍状態での出場と大ピンチになってしまったガンバだったが、今や遠藤に代わるエースとなりつつある二川と、新しいスターへの階段を登りつつある宇佐美の2得点で、首位の水原を破る殊勲を挙げるという、選手層が厚そうで薄いガンバにとっては、まさに怪我の功名と呼べる勝利となった。 前半と後半の序盤は、水原がラインを上げて前から激しいプレスをかけて来たところは、広島に対する山 […]

「アウェイ勝利の重み」ACL2010グループH 山東魯能-サンフレッチェ広島(2-3)

残念ながら、勝ち点で6離されたアデレードと浦項の試合が談合スコアレスドローに終わってしまったおかげで、広島のグループリーグ突破は試合終了を待たずに終了してしまったが、それでも中国アウェイを勝利で飾れたのは、今期の成長を証明する嬉しい結果だったように思う。 とは言え、内容的にはかなりの割合で負けゲームになり得る展開だった。 序盤は、ラインを高くしてハイプレスに来る山東のプレッシャーをうまく交わして活 […]

「シュート練習100本」ACL2010グループG ガンバ大阪-アームド・フォーシズ(3-0)

センターラインに高さのある外国人を揃えて、東南アジアらしくないサッカーを見せるアームド・フォーシズが、試合開始から本来の5番のサンドバーグが1トップのような形を見せて、これは意外な展開になるかなと思ったのだが・・・すぐに案の上のベタ引き。 当然、相変わらずチョジェジンのポストプレイがまともに機能しないガンバはボールを支配はするものの、遠藤の不在で攻撃にタメが無く、二川はプレイにキレを欠き、単調なク […]

「不運だけど自滅」ACL2010グループE メルボルン・ビクトリー-川崎フロンターレ(1-0)

相手のPKは厳しすぎる判定の上にそもそもエリアの外、メルボルンDFマスカットのひじ打ちは全てスルー、相手のGKが超あたりまくりで3点は損をしたという、川崎のACLを象徴するかのような不運がトリプルパンチでやって来たのは確かだが、川崎にも問題が無いわけではなかったかな。 オージーボール兼用スタジアムのせいかメルボルンの芝が非常に深く、ミドルシュートはことごとく宇宙開発となり、クロスもマイナスの方向に […]

「経験の重み」ACL2010グループH サンフレッチェ広島-アデレード・ユナイテッド(1-0)

ついこの前までは、アジア相手にナイーブでイノセントな試合をしていた広島が、これだけクレバーな試合運びが出来た事にまずは驚いた。やはり、いかにサッカーと言うスポーツにおいては経験がモノを言うかという事を痛感させられた。 前回の対戦では、アデレードのクサビに対してはほぼ無抵抗の反応しか出来ていなかった広島だったが、この試合では縦のボールに対しては常に数的優位を作って自由にプレイさせず、1対1ではまずボ […]

1 4 12