アジア・チャンピオンズリーグ

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「FC東京は日本のドルトムントを目指す?」ACLグループF FC東京-蔚山現代

後半35分までFC東京が蔚山を無失点に抑え、途中で2度もリードを奪いながらも単純なロングボール、それも1失点目は森重が完全にオフサイドの連携を忘れるというボーンヘッドにやられてドローに終わるという、展開的には非常にもったいない結果になってしまった。 が、ポポビッチ監督が目指すサッカーが、Kリーグの強豪である蔚山に対してある程度通用したという部分においては、前向きな気持ちを持って良い試合だったとも言 […]

「じゃんけんに勝った?FC東京」ACLグループF ブリスベン・ロアー-FC東京

ACLでの戦いを長く見ていると、つくづくサッカースタイルの違いとはじゃんけんのようなものだなという感慨が強くなる。 日本勢が最も苦手とするスタイルは、フィジカルゴリ押しでガンガン前に出て来るサッカーで、Jと比べてはるかに時間とスペースが無く、凸凹ピッチな状況に置かれると、Jのユルプレッシャーと整った環境でパス主体のサッカーをしているチームはあっという間にミスを量産して自滅してしまう。 しかもそこに […]

「世界一高額な練習試合」FIFAクラブワールドカップ準決勝 バルセロナ-アルサード

バルサが初登場した昨日のアルサードとの準決勝は、見ている人間が誰しもがブーイングを浴びせる凡戦になってしまった。 いくら天邪鬼の私でも、さすがに昨日の試合については、柏の試合が録画ミスで見られなかった分、期待してわざわざ情報を遮断していた努力を無駄にされた気がしてしまったよね(笑)。 別に試合への臨み方は悪くなかった。5バックでバルサの1トップに対しては常にマークを外さず、サイドに展開されたらSB […]

「サッカーではなく戦争に負けた」ACL準々決勝 全北現代-セレッソ大阪

サッカーは現代の代理戦争だと良く言われる。レアル・マドリーとバルサのクラシコ、セルティックとレンジャーズのオールドファームなど、民族や宗教、社会階級を代表するクラブ同士の対決は、世が世なら戦争や革命、虐殺になりかねない物をサッカーで消化させているようなもので、良くも悪くも日本には存在しにくい概念である。 そして韓国や中国が日本に持つ意識も、本当のところはどうあれ民族教育によって不倶戴天の敵とされて […]

「次から次へと出て来る若手」ACL準々決勝第1レグ セレッソ大阪-全北現代

現在Kリーグでトップを独走している強敵と対戦したセレッソだったが、4対3と派手な打ち合いを制してまずは1点リードのまま第1レグを折り返した。 試合は、序盤からアウェイでも積極的に前から攻めて来る全北に押し込まれる苦しい展開。特に2列目のルイス、エニーニョのブラジル人コンビのキープ力に悩まされ、いきなり開始5分にポストプレイに走りこんだイ・ドングのマークを外してしまって失点。 しかしそこからはセレッ […]

「そしてセレッソだけが残った」ACLベスト16 水原三星-名古屋グランパス(2-0)

まあ、鹿島も名古屋も最近のリーグ戦ではさっぱりだったので、かなり厳しい試合になるかとは思ったけど、まさか両方共敗退してしまうとはねえ・・・結局、ACLで一番最初に敗退しそうだったセレッソだけが残ってしまうとは、シーズン前の誰が想像できただろうか。 名古屋は、ケネディとダニルソンが戻って来た事でようやくセンターラインがほぼベストにはなったのだが、ケネディは本調子から程遠くて水原の守備陣の前に完封され […]

「はっきり出た采配の差」ACLベスト16 ガンバ大阪-セレッソ大阪(0-1)

ACL決勝トーナメント一発勝負での大阪ダービーとして、日本サッカー界の注目が集まったこの試合。ガンバは山口の怪我、セレッソは茂庭の出場停止とCBのリーダーを互いに欠いた状態で臨んだ試合だったが、さすがにACLでのダービーとあってか集中を切らさない締まった試合になった。 試合の序盤は、前線にボールを持てるプレイヤーを並べたセレッソが、ガンバの守備網を縫ってボールを動かしペースを握るが、ガンバもマーク […]

「薄氷に見えて磐石?」ACLグループE ガンバ大阪-天津泰達(2-0)

グループ2位とは言え、この試合で引き分け以下になってしまうと、済州に逆転されてしまう可能性があったガンバが、大雨の万博競技場で天津を迎えた最終戦。 試合は、序盤こそガンバが持ち前のパスワークから、天津のDFラインの裏をアドリアーノや佐々木がスピードで斬り込む鋭い攻撃を見せたが、そのチャンスを得点につなげられないうちに、天津はじっくりとガンバの攻撃を待ち構え、ガンバの選手がボールコントロールをした瞬 […]

「良くも悪くも鹿島らしい試合」ACLグループH 鹿島アントラーズ-シドニーFC(2-1)

既に決勝トーナメント進出を決めており、水原が引き分け以下になるか、得失点差で3差をひっくり返さないと1位になれない鹿島だったが、興梠を出場停止で欠くなど苦しいやりくり。 と言うわけで、前半は大迫の1トップの下に、小谷野と遠藤、野沢が入るような布陣で臨んだのだが、大迫にしっかりボールが収まらずに2列目がなかなか良い形で前を向けず、逆に前線にキープ力があるシドニーにボールを回され、サイドの攻防で遅れを […]

「初出場で決勝トーナメント進出!」ACLグループG セレッソ大阪-山東魯能(4-0)

ACL初出場、しかもグループリーグの1、2戦を非常に苦戦して決勝トーナメント進出が危ぶまれたセレッソだったが最終戦を大勝で飾り、クラブの歴史に大きな一歩を示すことになった。 クルピ監督は山東を研究した上で2トップにしたそうだが、山東の守りはCBのところは高くて強いけどサイドは非常にルーズで、小松をサイドに寄らせてピンパォンを自由に動かす事で、山東の守備を混乱させることに成功していた。 サイドや裏に […]

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