「フランクフルトの強さは本物か?」ドイツ・ブンデスリーガ第17節 ヴォルフスブルク-フランクフルト

マガト監督解任で長谷部が先発復帰、そこからチームも復活基調にあるヴォルフスブルクと、乾の復調に呼応して上位の座を固めつつあるフランクフルトという注目の対決だったが、前半16分のジョズエの一発退場によってあっさりと勝負はついてしまった。
とは言え、フランクフルトはアウェイでありながら同数だった時間帯でも優位に試合を進めており、ヴォルフスブルクが1人少なくなってからはほぼ完璧に試合を支配するなど、総合的なチーム力という意味でもヴォルフスブルクよりも上位にいる証明をしていたと言える。
そしてそれは乾のおかげ・・・と言いたいところだけど、どちらかと言うと他の選手の成長ぶりが素晴らしい。11得点と絶好調のマイヤーを筆頭に、得点は決められないけど高いフィジカルで基点として機能しているオセアン、縦横無尽の働きを見せるボランチのシュヴェクラー、ローデのコンビといったセンターラインが非常にしっかりしており、だからこそ乾やアイグナーといったテクニシャンが安心してプレイ出来ている。
乾については、この試合ではリスタートからの早い攻撃から2点目を決めて、時折鋭いドリブルで相手ゴールに迫る場面はあったものの、やはり彼の悪い癖であるイージーなミス、無理な突破のミスが後半に目立ち、まだまだ集中力の持続には課題があることを露呈してしまった。しかし、そこでもオツィプカという極めてボールキープ力が高い左SBがガッチリ乾をカバーしてくれているのがフランクフルトの強みである。
しかも以前であれば、マイヤー頼みでやたらと中央突破ばかり狙う攻撃で、乾がいくらサイドでフリーになっても全くボールに触れず、トップ下まで移動してやっと攻撃参加が出来たバリエーションの狭さはどこかに吹っ飛び、ウイングとSBのコンビネーション有り、セカンドボールを拾っての波状攻撃有りと、どこからでも攻撃を仕掛けられる柔軟さを身に付けているのだから、若いチームというのは恐ろしい。
まあ、逆に言うと今は全てが上手く運んでいるとも言えるわけで、どこかの調子が落ちると一気に歯車が狂って勝てなくなるのも若いチームの欠点なので、このままCL出場権を取れるとは思えないけど、何とかELまではたどり着いて、乾には豊富な経験を積んでもらいたいところである。

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