「晴れのち曇り」イングランド・プレミアリーグ ニューカッスル-マンチェスター・ユナイテッド

CLには不出場だった香川が、リーグ戦で本来のトップ下か、ルーニーとの共闘で内容が良かった左サイドになるのかと注目された試合だったが、蓋を開けてみれば何と中盤ダイアモンドの4-4-2の右という、全く予想だにしなかったポジションになってしまった。
ファーガソン監督は、ルーニーをCHで使うなど各選手をいろんなポジションで使うという事は知られていたが、まさかシーズン序盤、それもアウェイのニューカッスル戦でこんな実験をやって来るとは驚いた。あの爺さんの耳には世論というものが全く聞こえないらしい(褒め言葉)。セルジオ越後が、代表で香川をトップ下で使わないザックに対して、クラブと使われ方が違うと批判していたが、この試合の後でも同じ事を書くんだろうかとちょっと笑ってしまった。
で、その香川がどうだったかと言うと、無得点のまま55分で代えられてしまったことで、世間の評判はあまり芳しいものでは無いようだが、それはマンUが序盤にあっさり2得点してしまい、それ以降は引き気味でカウンター狙いにシフトしてしまったために、香川の仕事がほとんど守備に費やされる事になったという理由が大きい。そして、引き気味のカウンター体勢で中盤からプレスをかいくぐってミドルパスを出す訓練なんかしてないので、どうしても攻撃の選択が逃げのパスになってしまう。
しかも、後ろにいるのが上がりたがりで守備が下手くそなラファエルな上に、途中からはルーニー、キャリックらもあまり香川のフォローに入らなくなってしまい、ますます孤軍奮闘を強いられる結果になってしまった。バレンシアとの交代でフラットな4-4-2になって、マンUの守備に安定感が出て来たので余計にネガティブな印象が強かったようだ。
しかし、個人的にはそこまで悲観する必要は無いと思う。15分で2点を取ったように、前半20分までのマンUは中盤で面白いようにパスが回り、その中心に香川がしっかり存在をしていたのは事実であり、それこそがファーガソン監督がこの布陣で狙っていた事であるはずだ。それがあまりに上手く行きすぎたので、香川が慣れていない戦い方に収斂する事になっただけである。
まあ、爺さんが短期的な結果なんかこれっぽっちも考えていないのは明らかなので、ファンとしては試合ごとに一喜一憂する必要は無いと思う。とは言え、傍から見ると無茶苦茶な選手起用でもキチンと結果は出してくるのだから、ファーガソンはつくづく恐ろしい監督だなと感心するね。

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