「日本人ダービーは乾に軍配」ドイツ・ブンデスリーガ第4節 ニュルンベルク-フランクフルト

今日はとあるイベントにこれから出かけないといけないので、日本人ダービーについてはざっと雑感のみで。
一言で言うと、フランクフルトが良かったと言うよりもニュルンベルクのサッカーがひどいな、という印象。
なにせ、普通であればDFがボールを持つと、ボランチの1人がボールをもらいに下がって、そことのパス交換からビルドアップするものなのに、ニュルンベルクの中盤はDFがボールを持っても誰も下がってこない(苦笑)。
つまり、ボランチからパスを展開する事をハナから放棄して、ロングボールのリフレクションにプレスをかける事しか中盤選手が考えてないと言うことだ。これでは、清武に良い形でボールが回って来るはずがない。ニュルンベルクはセレッソの扇原を狙っているというニュースがあったが、守備力の問題を抜きにすれば今すぐにでも連れてくるべきだろう。
清武自身も、恒例のセットプレイからのアシストはあったものの、この試合はいまいちフィーリングが狂っていたようで、得意のスルーパスが微妙に届かなかったり、パスが相手に当たったりと全体的にプレイの精度が落ちていた。
乾のほうは好調を維持しており、この試合でもカウンターから左サイドでボールを受けると、メッシばりのカットインからの強烈なシュートを突き刺し、2試合連続でゴールを決める大きな働き。
とは言え、彼もその活躍度合に比べるとボールが回ってくる回数が少なく、この2得点はどちらもコンビネーションではなくて個人で決めたものであり、もっとパスワークで攻めるサッカーが出来るようにならないと、チームのリズムが落ちてきた時になかなか立て直せなくなるはず。
とにかく問題はニュルンベルクのボランチだね・・・長谷部を冬の移籍でレンタルするとかは無理なのかねえ。