「清武は普通に大黒柱でした」ドイツ・ブンデスリーガ第2節 ニュルンベルク-ドルトムント

昨日は夏休みの最終日ということでプールに行っていたので夜はヘロヘロ。と言う事で雑感のみ。
言うまでもなく、昨シーズンまで香川が在籍していたリーグ2連覇中の王者ドルトムントとの注目の対戦だったが、ニュルンベルクが良かったと言うよりはドルトムントはどうしちゃったの?という内容だったかなと。
ドルトムントは確かにプレスは凄いんだけど、ボールを奪ってからの展開が一本調子過ぎて、クバを走らせてクロスの一本槍。注目のロイスは香川のように組み立てに加わることがなく、純粋なフィニッシャーという感じのプレイで、ゲッツェのコンディションの問題もあるのかほとんど絡みらしいものが無かった。
ニュルンベルクはほぼベタ引き状態になって前線は完全に孤立。しかし2試合連続で清武のCKから抜け目なく先制点を奪うと、40分にはバーに当たったボールに対する対処がまずくて同点にされてしまったが、それ以外の場面ではきっちりと守備ブロックを作ってドルトムントの攻撃を辛抱強く跳ね返し続け、価値あるドローを勝ち取った。
清武については、攻撃よりも守備に奔走する場面ばかりだったが、アシストになったCKはもちろん、ほとんどボールタッチにミス無くアシストになってもおかしくないようなキラーパスも見せており、前線のメンバーの中では唯一90分フル出場していて、もはや完全にニュルンベルクの中心選手になっていた。つーか、ドルトムントのメンバーに入っていても全くおかしくない存在感だった。
ただ、その清武になかなかボールが来ないのがニュルンベルクの厳しいところ。ボランチは縦パスが入れられずにサイドにボールを回すのが精一杯だし、DFからはボンボンとロングボールが放り込まれて清武の頭上を飛んでいくだけだし、もう少しコンビネーションが出来ればマシになるかもしれないけど、当分は辛抱のプレイが続きそうである。