「まだまだ楽観は出来ないけれど」イタリア・セリエA第1節 ペスカーラ-インテル

昨シーズン、ラニエリ監督の後任として暫定的に内部昇格したストラマッチョーニ監督が、そのまま留任して新シーズンを戦うことになったインテル。
今までスタメンの常連だったルシオ、パッツィーニを放出し、サムエルはベンチ、移籍が噂されるジュリオ・セーザルとマイコンはベンチ外と、一気に若返りを図っての開幕戦だったが、セリエB昇格組のペスカーラを相手に3-0と快勝、いつになく好発進を決めてしまった。
とは言え、どちらかと言うとペスカーラの守備のお粗末さに助けられた部分が多く、ペスカーラはホームでもインテルを警戒して7~8人で守備ブロックを敷いて対処しようとしていたのはいいけど、ゾーンを作るだけになってしまって肝心のマークがユルユル状態。
前半17分の先制点の場面では、ミリートのグラウンダーに逆サイドで反応したスナイデルに完全ドフリーで流し込まれ、2点目もオフサイドラインをやすやすとカッサーノに突破され、ミリートにイージーなパスを出すだけで良かった有様であった。
インテルは、4-3-1-2というフォーメーションではあるものの、スナイデルとカッサーノが比較的自由にポジションチェンジをして中盤とリンクする4-3-2-1のような形になっており、カッサーノが左に寄りたがる上に長友は終始上がりっぱなしで、さらに長友のカバーにカンビアッソが入るので3人が縦に並ぶ事が多く、前半は点こそ入ったものの左サイドが渋滞してあまりチームとしてのバランスが取れていなかった。
後半になると、長友のポジションが低くなったおかげで4-3の形で守備ブロックが安定し、攻撃の分厚さこそ無くなったが好調スナイデルのキラーパスを軸に前線の3人で十分ペスカーラ相手に攻める事ができていた。スナイデルは、不調時の球離れの悪いシュートにこだわる姿はどこへやら、ピッチを縦横無尽に動いて正確なパスを供給し続けていた。カッサーノとのコンビもやりやすそうな様子である。
ガルガーノとグアリンについては、攻撃面では物足りない面が多いものの、守備ではまずまずの安定感で、昨シーズンにチアゴ・モッタが抜けてからのドタバタぶりを考えると雲泥の差と言える。
長友については、その前の試合では出来が悪かったようで、この試合では先発落ちとの報道があったものの無事スタメンに並び、前半30分の完全に裏を取られた場面を除けば安定したプレイを見せていた。特に、前半は前線の3人にビシビシと縦パスを通すという、長友らしからぬビルドアップの姿勢を見せていて、今まで弱点とされていた部分を向上させようという姿勢が見られたのは嬉しかった。
これから、ウルグアイ代表のペレイラが長友と同じポジションで移籍してくるが、そのまま長友がサブ行きにはならないのではないかと思っている。

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