「ブラジルまたも金メダルならず」ロンドン五輪男子 決勝 ブラジル-メキシコ

ロンドン五輪でダントツの優勝候補と見られていたブラジルが、メキシコにまさかの敗戦を喫してしまった決勝の試合を改めて見てみたが、まあ本当にブラジルは勝てたはずの試合を落としたな、という感想に尽きる。
まず第一の誤算は、言うまでもなく試合開始わずか30秒で、マンUで香川とチームメイトになった右SBラファエルの不用意なボールキープからボランチへ苦し紛れに出したパスを掻っ攫われての失点。これで完全にメキシコは守備に専念する事ができ、国内組主体のコンビネーションと驚異的なスタミナを活かしたメキシコがブラジルの攻撃スペースと時間を消し続け、35分頃までほとんどシュートを打たせなかった。
しかし、ブラジルはフッキの投入で4-4-2から4-2-3-1にフォーメーションが変わった事で前線が流動的になり、フッキの力強い突破を軸に、ネイマールが自由にポジションを変えてボールに絡む事で一気にブラジルの攻撃がスピードアップし、後半15分までメキシコを圧倒、PAの中にどんどん選手が入り込んでチャンスを量産したのだが、そこでチアゴ・シウバやネイマールが絶好機に決められなかった事が運命を分けてしまった。
数多くのチャンスをものに出来ないチームは、必ずサッカーの神様からしっぺ返しを食らってしまうもので、ブラジルが攻め疲れてペースが落ちてきたところで、メキシコがFKからフリーになったペラルタに頭で2点目を決められてしまう。
ブラジルはそこから猛反撃を開始し、サイドから抜け出したフッキがロスタイムに1点を返しはしたものの、最後にオスカルがドフリーで放ったヘディングは枠を捉えられず、ブラジルに残された唯一の無冠タイトルである五輪金メダルを目指したブラジルの悲願は、またも霧散に終わってしまった。
メキシコの強靭なスタミナやフィジカル、テクニックとコンビネーションの安定感からして、ブラジルはそう簡単に勝てないだろうと思っていたので、ブラジルが負けたという報を聞いても意外には思えず、国内で更迭論が沸き返っているメネゼス監督に少し同情していたのだが、いざ試合を見るとこれはちょっと擁護しきれないかなと(笑)。
特に最初からフッキを使わず、ネイマールをサイドに押し込める布陣はいかにも硬直的なサッカーで、前半35分までの酷い内容はメキシコが良かった事を割り引いてもブラジル国民には耐えられないものだろう。8/15にはセレソンがスウェーデンと親善試合を行うようだが、その結果によってはあっさり監督の首が飛んでしまいそうである。

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