「まずは無難なお披露目」親善試合 アヤックス・ケープタウン-マンチェスター・ユナイテッド

恒例の夏休みイベントであるツール・ド・フランスも終わり、このブログも再び通常運転にぼちぼち戻ります(笑)。
と言う事で、一発目は香川のマンチェスター・ユナイテッドにおけるお披露目初先発となった、南アフリカのアヤックス・ケープタウンとの親善試合を。
前半はアヤックス・ケープタウンが、一応マークの受け渡しはしているんだけど、一旦マークに付いたらどこまでも追っかけるスッポンマークを付けて来たので、香川自身のボールタッチは相当少なかった。香川もマークを振り切るために細かく動き直していたが、それにタイミングを合わせてパスをくれる選手はやっぱり居なかった。
後半になると、アヤックス・ケープタウンが少し前に出て来始め、マンUもファーガソン監督のハッパがあったのか各選手の動き出しと思い切りがアップして、香川もスコールズとパス交換をしたり、エルナンデスにスルーパスを通したり、自分自身もエルナンデスのクロスに頭で合わせた場面を作ったが、どれも枠は捉えられず。
マンUは後半23分に若手を一気に4人投入したが、これで中盤の支配力がガタリと落ちてしまって内容はグダグダ。全くボールがもらえなくなってしまった香川は、後半32分にお役御免の交代。その後、両チームが1点ずつ取り合って試合は終了。
香川については、ファーガソン監督やリオ・ファーディナンドが褒めたという報道はあったが、ぶっちゃけそんなに見所があったわけでは無かったように思う。が、苦しい体勢でボールを受けてもそれほどイージーなロストは多くなかったし、前を向いてボールを持てばアイデアと技術があってチャンスを作れるというところは見せられたかなと。
課題としては、やはりボールのもらい方。いくらファーガソン監督がパスをつないで攻めるサッカーに切り替えようとしていても、昨シーズンまでのサイドへドッカンサッカーがチームの形として染み付いてしまっている。香川も後半からはあまり細かく動き回らず、サイドからの攻めで出来た中のスペースを使うようなプレイに切り替えていたが、そうやってチームに合わせつつ自分の色を加えるバランスがこれからは必要になって来るのだろうと思う。
次の上海での試合ではもうちょっと相手もスペースを与えてくれるだろうし、今度こそは得点という結果が是非欲しいところだね。