「やり切る事の強み」J1第18節 サガン鳥栖-FC東京

昨日は途中までツール・ド・フランスを見てまして、新城選手を含む数人の集団が逃げを狙って飛び出したのですが、何度もチームスカイが集団を落ち着かせようとしたものの、後続の粘りが凄くて結局60kmもかかって吸収されてしまい、その直後に別の逃げが決まってガックリしたのでサッカーを見ることにしました(笑)。
で、鳥栖とFC東京の試合。
互いにハイプレスサッカーを信条とするチーム同士とあって、非常にスピーディでソリッドな好ゲームが展開され、結局得点は試合終了間際に鳥栖がセットプレイで挙げた1点のみだったけど、試合全体としては鳥栖のゲームだったのかなと。
東京はボールを奪った後のプレイ選択に少し間があって、そのわずかコンマ何秒かの迷いがパスミスになったりして、ミスの可能性を選手個々が考えてしまうことで出足が遅くなるという悪循環になってしまっていた。
逆に鳥栖の方は攻撃に移ってからの動き出しやパス選択がオートマチックで迷いがなく、例えミスになって逆襲を食らったとしても、それで選手の飛び出しが遅れたり躊躇したりという部分が全く無かった。
東京は石川を投入してからはやや盛り返したものの、サイドでの主導権争いは鳥栖の方にやや分があったのはそういった戦術的な練度、選手の共通理解の差があったからだと言っていいように思う。やはりプロビンチアのチームは、戦力的に劣っている分をそういうところでカバーして行かないと、J1ではなかなか生き残れないように思う。
まあ、今は頭がツールモードになってて試合はのんべんだらりと見ていたので戦評はこの辺で。一応、明日の五輪代表ベラルーシ戦はしっかり見るつもり。