アジア最終予選ヨルダン戦展望

さて、早くも最終予選2戦目のヨルダン戦の日になりました。と言うわけで、軽く恒例の展望を。
ヨルダンは、オマーンに比べるとはっきりとしたベタ守備からのカウンターを狙って来ると言われてますが、対策としては変わりません。しっかり前からプレスをかけてフリーでロングボールを出させず、パスコースを限定させてCBがカットを狙うパターン。これをきっちりやっていれば恐れる相手ではありません。
ただし、気をつけないといけないのはセットプレイ。ミドルシュートのパンチ力があるので、FKからゴール前でゴチャゴチャしてこぼれ球を拾って撃たれるというパターンに日本は弱いので、下手なファールをしない事、相手はファールを狙って倒れる芝居をして来るだろうから、安易に手を使った守備をしない事が肝要でしょう。
先発メンバーも、おそらくオマーン戦と変わらないメンバーで来ると思います。イエローをもらっている内田に代えて酒井、という予測をしているマスコミもありますが、守備の安定性を考えたら内田の先発は堅いんじゃないでしょうか。1トップも、初戦の連動性を熟成させるという意味で前田のままでしょう。
攻撃のポイントとしては、サイドの高い位置でポイントを作ること。そうすれば、相手の守備位置はライン際まで下がらざるを得なくなり、バイタルにスペースが生まれてきます。日本のテクニックを持ってすれば、PAの中に人とボールが入ればヨルダンの守備を崩し切ることはそれほど難しくないでしょう。
長友がサイドを突破して基点を作り、香川が中へとドリブルで切れ込んで相手を引きつけ、センターの本田がミドルシュートで、ファーサイドの岡崎がヘディングで、もしくはワンツーでボールをもらった香川がゴールを狙う形を狙って行きたいところですね。
そして、今節は予選における直接のライバルであるオーストラリアとオマーンの試合があります。40度を超える灼熱のマスカットでオーストラリアが勝ち点3を挙げられるのか。もしそこで波乱があると一気にグループの行方が混沌としてくるので注目ですな。