2012年4月

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「4試合で15得点」ドイツ・ブンデスリーガ第31節 シュツットガルト-ブレーメン

一応は勝ち点4差でヨーロッパリーグを争うライバル同士の試合ではあったが、けが人続出のブレーメンに対して現在絶好調のシュツットガルトがまたも4得点を挙げる驚異的な破壊力を見せつけ、欧州戦に大きく近づいた。 ホームのシュツットガルトは試合序盤から完全にペースを握ってブレーメンを攻め立てる。対するブレーメンは自陣にしっかりと守備の壁を作り、忠実なマーキングでシュツットガルトの攻撃を最後のところで封じ込め […]

「マイスターシャーレへ王手」ドイツ・ブンデスリーガ第31節 シャルケ04-ボルシア・ドルトムント

ミッドウィークに行われたバイエルン戦から中2日という、ドルトムントにとっては文字通り最後の関門となったシャルケとのルールダービー。ドルトムントはケールに代えてベンダー、怪我のスボティッチの代役でサンタナが入る布陣。シャルケの方は、前節はサブだった内田がこの試合では先発になった。 前半はホームで意地を見せたいシャルケがペースを握る。バイエルンを上回るほどの早い寄せと激しい当たりでドルトムントの選手に […]

「久々の出場でPKゲットの運の良さ」 イタリア・セリエA第32節 インテル-シエナ

ストラマッチョーニ監督になってからそれまで安泰だったスタメンの座を降ろされ、この試合でもキブが先発だったのに、39分にサムエルの怪我で急遽出場したと思ったら逆転の原因となるPKをゲットするのだから、長友の引きの強さというものは本当に凄いなと感心してしまうよね。 しかし、その陰には長友の相当な努力があったのは確かなようで、PKの場面でもそれまでは全く長友を使おうともしなかったサラテが、まああまり良い […]

「ドルトムントが天王山を制す」ドイツ・ブンデスリーガ第30節 ボルシア・ドルトムント-バイエルン・ミュンヘン

全世界が注目したブンデスリーガ2強の直接対決天王山。香川はもちろんスタメントップ下で、ペリシッチの怪我とゲッツェの復帰が見送られたためにグロスクロイツとクバの2列目となったドルトムントに対し、バイエルンはシュヴァインシュタイガーがベンチでボランチはクロースとルイス・グスタボが入った。 試合は序盤から激しいプレスの攻防でのロングボール中心の展開で、香川は主にルイス・グスタボにきっちりとマークされてス […]

「もともとの地力が違うとは言え・・・」J1第7節 コンサドーレ札幌-柏レイソル

シーズンがスタートしてからいまいち期待された結果が出せない両チームの対戦とあって、どちらにもチグハグさが散見される内容の試合であった。 柏が調子を出せていない理由は明白で、今期はエースのレアンドロ・ドミンゲスへのマークが非常に厳しく、FW陣や酒井の調子も良くないので彼をサポートすることが出来ず、余計に攻撃が孤立・単発化するという悪循環になっている。 特にFWの人選に今期は苦労しており、期待された移 […]

「圧巻のラウル2発!」ドイツ・ブンデスリーガ第29節 シャルケ04-ハノーファー96

ともにCLやELを目指せる位置にありながらも、ここ数試合は調子を落としているチーム同士の対戦とあって、全体的な内容としてはあまりパッとしない試合ではあった。 試合のスタートはどちらかと言うとハノーファーが先手を取って押しこみ、シャルケはいまいち各選手の意識がまとまらずにバラバラな対応を強いられる展開になったが、その悪い流れを1人で打ち破ったのがラウルの一撃だった。 6分にファルファンが蹴ったFKを […]

「今一番ドイツで強いのでは?」ドイツ・ブンデスリーガ第29節 シュツットガルト-マインツ

昨日の夜は自転車レースのパリ-ルーベを見ていて、レースが終わってから1.5倍速で試合を見たので流れについては省略。 ここまで6試合負けなし、そのうち3試合で4点を取っている絶好調のシュツットガルトが、またもマインツ相手に4点を取っての快勝。一度は降格圏内まで落ちてしまったシュツットガルトは、何とこれで単独5位に浮上という快進撃。 その原動力になっているのが、冬の移籍で入ったイビシェビッチと酒井高徳 […]

「天王山への準備は出来たか?」ドイツ・ブンデスリーガ第29節 ヴォルフスブルク-ボルシア・ドルトムント

次節に待ち構えるバイエルンとの大一番を控えて、絶対に負けられないドルトムント。しかし現在好調のヴォルフスブルクとのアウェイ戦という事で、非常に厳しい展開を強いられてしまった。 この試合でマガト監督がドルトムントに対して行った策は、徹底してドルトムントの選手に対してスペースと時間を与えない事。 後ろの8人でコンパクトなゾーンを高く引いてドルトムントの前線のスペースを消し、2トップのマンジュキッチとヘ […]

「悪魔のサイクルぎりぎりで踏ん張る」ACLグループF 北京国安-FC東京

ACLの試合で何度も書いてるけど、Jリーグチームが中国や韓国アウェイで負けるパターンは、だいたい日本では馴染みのない早くて激しいプレッシャーと、ラフプレイに気圧されてミスを連発するというものである。 それは審判の酷いジャッジによる部分も多いとは思うが、ほとんどの場合はJリーグチームが弱気になってしまって選手の意識が後ろ向きになってしまって自ら首を締めてしまっている部分が多いように思う。 FC東京の […]

「もはやなでしこの背中が眩しい」キリンカップ女子 日本-ブラジル

相手はブラジルとは言えエースのマルタがいないし、日程的には日本のほうが有利だったし、日本の先制点は相手のオウンゴールだし、途中でブラジルにPKが与えられてもおかしくないシーンがあったしで、必ずしもこの得点差が両チームの力をそのまま表しているとは言えないが、それでも優勝には3点差以上の勝利が必要という試合でそれをやってのけたというのは見事というしか無いよね。 初戦はアメリカ相手に0-3の大差で敗れた […]