「こちらは1部残留王手!」ドイツ・ブンデスリーガ第32節 アウグスブルク-シャルケ04

突然ですが、うちの家のスカパーが昨日から突然信号強度が0になって映らなくなってしまいました(涙)。自宅のベランダにアンテナを立てて見ているので、原因がアンテナなのかケーブルなのかチューナーなのか今のところ不明で、どちらにしても週末に時間を取ってでないと対処ができないので、今週中のCL観戦はかなり難しいと思います・・・
さて、ひとまず泣き言は置いておいて細貝と内田の試合。
残留がかかったアウグスブルクと、CLストレートインがかかったシャルケの対戦だけに、白熱した試合内容になるかと思われたのだが、意外にも終始アウグスブルクがペースを握る試合になった。
アウグスブルクは細貝をアンカーに置いたいつもの4-1-4-1という守備的な布陣だが、2列目の4人が細貝の横のスペースを流動的に埋めてシャルケに縦パスを通させず、内田とファルファンのコンビネーションに対してもサイドの2枚がきっちり付いて行ってよく守り、逆にベリングハウゼンと内田のフィジカル差を活かして基点を作るサッカーが非常に機能していた。
ただ、アウグスブルクは7分にCKからラングカンプが頭で上手く合わせて先制したものの、40分の細貝からのスルーパスなど、その後も何度か訪れた決定的なチャンスにゴールを決められず、逆に前半終了間際にマティプからの一発のロングパスに対してCBの対応が乱れ、その隙をフンテラールに上手くトラップで抜け出されて痛恨の同点ゴールを決められてしまう。
後半にまたも決定的なチャンスを作ったアウグスブルクだが、その後は徐々に中盤のプレッシャーが落ちてサイドへの対応も遅れ始め、前半はほとんど攻撃に絡めなかった内田のオーバーラップ場面も増えて来たのだが、結局両チームともに得点を得ること無くドローで試合終了。
これでアウグスブルクは勝ち点1を積み上げ、プレーオフ圏内のケルンも引き分けだったので勝ち点4差は変わらず。あと1勝で残留というところにこぎ着けた。前半戦の残留絶望的な状況からすると良く持ち直したものだし、それに細貝が間違いなく貢献しているのは確かだとは思うが、じゃあレバークーゼンでやれるかというと結構微妙なところかなという気がする。
この試合でも守備では一発で交わされた場面があったにせよ、チームが苦しいところで体を張って攻撃を防いでいたとは思うが、やはりパスの意識が横・後ろ・近くに偏り過ぎで、縦や大きな展開が極めて少ないのは物足りない。チームの方針があるだろうから全てそれが本人のせいとは言わないが、代表でも長谷部を超えるならその辺をもっと強化して行かないと厳しいだろう。
内田については、後半はやや持ち直したがチームメイトの低パフォーマンスに引っ張られてしまった感じ。特にラウルはどこにいたのかというぐらい存在感が無かったね。来期は彼が抜けた状態でCLを戦わなければならないのだから、誰がじゃなくてチーム全体が、当然内田も責任感を持ってプレイして行かないとね。