「昔日のアヤックス」UEFAヨーロッパリーグベスト32第1レグ アヤックス-マンチェスター・ユナイテッド

クラブ名だけを見れば、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントであってもおかしくない名門同士のカードだが、今年は残念ながらヨーロッパリーグでの対戦になってしまった。
ようやくスタメンに近いメンバーに戻って来たマンUだが、ナニにしてもクレヴァリーにしても試合勘が戻ってないようで動きにキレがなく、時折ルーニーが前線でチャンスメイクをしてみせるものの、全体的に動きが鈍くて好調時のような鋭い中盤の攻め上がりが見られず、単発のチャンスで終わるのみ。
しかしそれ以上に悲しくなったのがアヤックスの戦いぶりで、かつてCL決勝トーナメントでミランをあと一歩まで追い詰めた時のような、糸をひくようなサイドチェンジでプレスを無力化し、相手が守備を再構築する前に矢のようなクロスを放つ、これぞオランダサッカーという攻撃が全く見られず、凡庸なパススピードでかろうじてボールをつなぐだけのチームになってしまっていた。
そして後半になってようやくマンUに少しエンジンが掛かり始めると、とたんにアヤックスは劣勢の展開になって押し込まれ、マンUが何度もセットプレイのシーンを作るようになる。そして59分に、クロスのこぼれ球を拾ったヤングが中に切れ込んでのゴールを決めてマンUが先制する。
ここでファーガソンはスコールズを投入するとさらにマンUのテンポが良くなり、アヤックスはたまにミドルシュートを打つだけでシュートに至るまでの崩しのアイデアに欠け、マンUの守備が崩れる気配も無し。そして85分に絵に描いたようなカウンターから最後はエルナンデスがGKに当てながらのゴールを決めて0-2。そしてそのままタイムアップ。
アヤックスの監督は、かつてアヤックスの黄金時代を築いたフランク・デブールだが、ホームで為す術無くやられてしまった自分のチームを見ていったい何を感じたのだろうか。マンUの調子が決して良いとは言えなかっただけに、もうちょっと反撃を見せて欲しいところではあったのだが・・・第2レグを迎えるまでも無く勝ち抜きは絶望的になってしまったが、なんとか名門のプライドを見せて欲しいものである。

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