「果たして森本の復活は成るのか」イタリア・セリエA第18節 チェゼーナ-ノヴァーラ

ゴール前での混戦からのボールが顔に当たってゴールになった得点が話題になってしまった森本の試合だが、そのシーンだけで片付けてしまってはもったいないぐらいの活躍を見せていた。
最後に体勢を崩してボールは枠に飛ばなかったが、短いスルーパスに反応して決定的な場面を作ったり、中盤やサイドでボールを受けてキープするなど、後半8分からの出場ではあったが十分な働きを見せていたと言える。
じゃあ森本がすぐに先発で出られるようになるかと言う事はまた別問題で、この試合ではカターニアからナポリを経てまた森本とチームメイトになってしまったマスカーラが先発になったが、試合展開で劣勢を強いられるプロヴィンチアは、どうしても1トップで体を張れるか前線から守備に走り回れるかの属性がFWに必要で、ワンタッチゴーラーである森本のような選手が生き残れる余地は非常に少ない。
同タイプのピッポやパッツィーニにしても、ミランやインテルのように強固なバックがあってこそ輝ける選手であって、今のノヴァーラであれば彼らよりもオビあたりが前線に入ったほうがよっぽど残留の助けになるのではないかと思う。
しかも森本の場合は、好調だなと思った時に限って必ず故障をし、ザックジャパンでも招集がかかったと思ったら怪我をしたりと、キヴの怪我や出場停止で運をつかんだ長友とは対照的な巡り合わせの悪さである。怪我以来、すっかりチームの序列が落ちてしまった内田の例を見ても、レギュラークラスでも無い限りはここまで怪我をさせると監督としては使いづらいのは当然である。
まだ救いがあるのは、そんな短い出場時間であっても3得点という結果を出している事で、今の森本には限られたチャンスの間にきっちりと目に見える結果を出し続けることしか無い。
ノヴァーラ自体は守備崩壊状態で連続3失点負けを喫している状態ではあるが、次のミラン相手で何とか勝ち点をもぎ取って(もちろん森本のゴール付きで)、後半戦を良いリズムに持っていきたいところである。

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