アルテ高崎JFL退会

澤選手と佐々木監督のバロンドールで湧いた日本サッカー界の新年でしたが、その一方で残念なニュースも入って来ていますね。
アルテ高崎、JFLからの退会について
高崎という地名を冠した市民クラブのような名称ではありましたが、高崎市の学校法人堀越学園から資金がほとんど提供されているという、実際はオーナー個人の所有のチームであったような感じですね。
それが、「2009年、創造学園大学設立時の国提出決算書類改ざんが発覚し、国や県から補助金を打ち切られるなど不祥事が原因で経営が悪化」という事で一気にクラブの資金繰りも悪化し、結果的に破綻に追い込まれてしまったようです。
まあ、近年はJFLでもほぼ最下位争いに定着してしまい、たまたまJリーグへと昇格するクラブが途切れなかったために地域リーグ落ちを免れていた状態だったので、遅かれ早かれ行き詰まる運命だったとは思うのですが、秋の段階で将来の目処が付いていれば地域リーグから昇格チームを増やせたのに、もう地域リーグの来季体制が決まっている状態ではどうにもならず、JFLが17チームでのスタートを強いられる事になってしまったのは非常に遺憾です。
この流れで思い出されるのは「かりゆしFC」の件で、こちらも実態はほぼ平良オーナーのワンマン経営で、ラモスを獲得するなど派手な活動を見せたかと思いきや、本業の不振で選手・監督の大量解雇などを経た挙句に、一昨年で活動を休止してしまいました。
とにかく、こういう事が起こって一番気の毒なのは選手達ですよね・・・個人オーナーの志でクラブをスタートさせることが一概に悪いとは思わないですが、きちんと地域に密着出来る法人体制が作れないのであれば、下手にJリーグ入りをぶちあげて多くの人を失望させるような事だけは避けてもらいたいものですよね。