「見応えがあったボルシアダービー」ドイツ・ブンデスリーガ第15節 ボルシアMG-ボルシア・ドルトムント

昨シーズンは残留争いをしていたのに、今や首位戦線に立っているという柏ばりの快進撃を見せているボルシア・メンヒェングラートバッハと、前節でとうとう首位に返り咲いたボルシア・ドルトムントとのボルシアダービー。
ボルシアMGは、試合開始からDFラインが高い位置まで押し上げ、中盤を極めてコンパクトにした攻撃的な守備を披露。そしてボールを奪うとアランゴのパスワークからボバディージャやハンケといったフィジカルを持った選手がサイドを突破する、非常に力強いサッカーを展開する。
しかしドルトムントのほうもコンパクトなサッカーでMGにしっかりと対抗し、前半から互いに恐ろしく密集した空間の中でせめぎ合う密度の濃い試合展開が続く。
が、やはりボールポゼッション能力ではドルトムントのほうがやや上で、ポストプレイはさっぱりだが裏のスペースは大好きなレヴァンドフスキが惜しいチャンスを作ったり、香川がセットプレイからミドルシュートを放つ場面は作るものの、なかなか得点までには至らず。と思ったら、40分にCKからレヴァンドフスキが頭で決めてドルトムントリード。
後半も15分ぐらいまではMGペースだったのだが、そこからは再びドルトムントペースになって、ここで追加点が取れていればおそらくドルトムントの勝利になっていたのだろうが、72分に相手のポストプレイにCB2人が2人とも引きつけられ、スペースに走り込んだハンケに絶妙なパスが渡り、同点ゴールを決められてしまう。
そこからはMGが俄然イケイケムードになり、試合から消え始めたゲッツェと香川を下げてバリオス、ブワシチコフスキを投入するが大きく流れは変えられず、結局は1-1のドローでの終了となった。
この試合では、久々にギュンドアンがボランチで先発していたが、以前ほどのギクシャク感は無かったものの、やはり彼の「まずドリブルで突っ込んで、止まったらバックパス」というプレイは、ボールも人も澱みなく動かすサッカーをしているドルトムントにあっては、やはりまだまだ溶けこみ切れていないように思う。
香川についても、トラップはやや乱れ気味ではあったが、一瞬の判断力や球筋を自在に変えるパスセンスは好調を保っていて、以前だとこういう試合では完全に消えてしまうパターンが多かったのだが、この試合ではゲッツェとグロスクロイツの両サイドが消え気味であった中でしっかり存在感は発揮していた。
ただ、レヴァンドフスキが裏抜け狙いばかりで基点になれず、中盤からも良い形でボールがもらえないので、ゴールに近い場所でのプレイが出来ず、その1つ前のチャンスメークに徹せざるを得なかったという感じ。香川の代わりに入ったバリオスが幅広く動いて攻撃の基点になれていたのを見ても、今はバリオスよりもレヴァンドフスキの得点能力にかけざるを得ない現状が、香川応援目線からするとちと残念なところではある。
まあ、香川との相性はともかくとして、チーム的にはレヴァンドフスキも一応はフィットしているわけだし、ギュンドアンについてもクロップ監督はこういうローテーションを続けて戦力の厚みを増そうとしているのは確かなので、香川も誰とプレイしてもしっかり結果が出せるようにならないといけないんだけどね。

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