「柏、J2・J1連覇の快挙」J1第34節 浦和レッズ-柏レイソル

とうとうJ1最終節を迎え、優勝するためには満員のアウェイ埼玉スタジアムで試合に勝たなければいけないと、非常にプレッシャーがかかるはずだった柏だったが、ネルシーニョマジックなのか試合開始から実にノビノビと普段通りの力を発揮した。
逆に浦和のほうがギクシャクしたサッカーになってしまっていて、4-1-4-1のトップに山田直という奇策に出たのが完全に裏目へと出てしまい、前線で全くボールが収まらずに中盤から前へとボールを運ぶことが出来ず、柏が試合を完全に掌握する。
両チームの出来の違いはピッチ全体を見渡してみると明らかで、柏はフィールド上に満遍なく選手が配置され、DFが互いに位置を確認しながら統率の取れたラインの上げ下げをしているのに対し、浦和のDFはそれぞれが柏の選手に引っ張られていとも簡単に自陣PA中まで下がってしまい、大きく空いたバイタルエリアを鈴木1人が右往左往している状態。
そして29分にCKからのこぼれ球をワグネルが角度の無いところから思い切りシュートを放つと、GK加藤の股を抜けてゴールが決まり、38分には同じくセットプレイの混戦で橋本がオーバーヘッド気味のシュートで押し込んであっさりと2点目を決めてしまう。
後半からさすがに浦和も修正してきて、DFがPAの外側で踏ん張るようになり、山田直に替えて投入した原がしっかりとポストの役割を果たし、流れを引き寄せたところで柏木が1点差に迫るゴール。
そこから互いに何度かチャンスがあり、優勝が決まる試合らしい緊迫した雰囲気が続いたが、76分に茨田が何でもないミドルシュートを放つと、1点目も自らのミスでゴールを献上してしまった浦和GK加藤が、変化した軌道に目測を誤ったのかバウンドしたボールをファンブルしてしまい、これで勝負が決まってしまった。
浦和が前半から後半のサッカーが出来ていれば、という試合だったが、レアンドロ・ドミンゲスとワグネルというブラジル人MFを軸に、主力サブ含めてどの選手がいつ出てきても、自分達のサッカーが実現できるという今期の柏の強さを象徴するかのような試合であった。
これでJ2から昇格して1年目でのJ1優勝という、Jリーグ史上初となる快挙を決めたわけだが、今季の柏については誰もそれをフロックだと言う人間はいないだろう。とにかく、柏の選手や監督、関係者、ファンの方々、優勝おめでとう!

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