「アヤックス移籍が噂される吉田」オランダ・エールディビジ第14節 VVVフェンロ-デ・フラーフスハップ

昨日は、アヤックスから移籍の身分照会があったと言う事で、降って湧いたように周辺が騒がしくなってきた吉田麻也の試合を見てみた。
頼りないだの闘莉王まだかだのと言われながらも、気がつけば代表に欠かせないCBの柱へと成長した吉田だが、それはVVVでのプレイにも反映されていて、この試合でも2失点されてしまったものの、VVVの中では非常に安定感のあるプレイを見せていた。
特に、以前ならば目の前のポストプレイに対しても傍観することが少なくなかったポジショニングが、危険な状況を察知して素早く対処できるようになっていて、まだ相手を視界に入れようとし過ぎてズルズル下がってしまったり、ボールウォッチャーになったりや相手のゴール前での動きに釣られてしまう時があったりするが、イタリアやプレミアならともかく、オランダ上位やブンデス下位なら何とか通用出来そうな気もする。
そして北朝鮮戦での栗原や、U-22のバーレーン戦を見た後からすると、やはりCBとしての吉田の足元の上手さは際立っていて、ワンタッチでのさばきにミスは無いし、何気ないフィードにもちゃんと意図が感じられ、フランク・デ・ブール監督から評価されているというのも満更お世辞ではないのではないかと思ってしまう。
とは言え、まだ現実的なオファーが来ているわけではなく、まずはクラブの1部残留が目標であることは間違いないわけだが、今のところは吉田はともかくチームがほとんど成長出来ていないのだから頭が痛い。
特に、前線のウチェボやムサといった黒人選手の判断の悪さは致命的で、フィジカルやスピードは高いレベルにあるものの、無謀なドリブルを仕掛けてはボールを取られたり、オープンに回せば良いところで狭いスペースにスルーパスを出したり、密集でオシャレヒールをかましたりして、わざわざ味方を苦境に陥れる。2失点目も、ムサがど真ん中をドリブルで駆け上がってからサイドに出したボールをカットされてのカウンターにやられたもので、状況判断力はほぼゼロに近い。
カレン・ロバートを押しのけてスタメンになっているウィルトスフートは、フェイエ時代の宮市を思わせる高速ドリブルを披露するのだが、そこからのシュート精度については全くダメダメで、先制点を取った後に何度も訪れたチャンスを自ら進んで潰してるのだから、そりゃ逆転されるのも当然だろう。
そういう状況で、チーム自体の残留は極めて悲観的にならざるを得ず、オランダリーグの平均年齢からすると凄く若いわけじゃない吉田の将来を考えたら何とか個人昇格を果たして欲しいところなのだが・・・

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