「バイオリズムの節目なのか?」ドイツ・ブンデスリーガ第13節 バイエルン・ミュンヘン-ボルシア・ドルトムント

首位をひた走っているバイエルンと、いつの間にか2位まで上がってきたドルトムントの直接対決。
形の上では首位争いとは言え、まだ勝ち点5の差があるので、ここでバイエルンが勝ってしまうとドルトムントとしては非常に厳しくなる状況だったが、見事にアウェイでバイエルンを破って射程圏内に捉えてみせた。
ドルトムントの狙いは非常に明確で、とにかくバイエルンの強みであるリベリと復帰したロッベンにボールを渡さない事。香川ら2列目の選手がCBやボランチにプレッシャーをかけ続けてサイドチェンジを許さず、SBはサイドまでボールが来たらすぐさま縦を切り、ライトナーではなくケールとベンダーを配して守備的にシフトしたボランチがフォローにはいって数的優位を作る守備で、特にロッベンの存在感をきっちりと消していた。
それでも、一瞬の隙からチャンスを作り出せるのがバイエルンの強さで、ドルトムントのミスからサイド深くまで攻め込むと、PAの中にどんどん選手が入って来て分厚く攻めて来る。が、ドルトムントもフンメルスが紙一重で防いだり、GKヴァイデンフェラーの好セーブで何とか耐え忍ぶ。
後半になると、ややバイエルンの中盤でのプレッシャーが緩くなり、前半はほぼ守備の人だった香川がようやくボールに触れるようになり、一度はDFの裏へ抜けだしてループシュートを打つ場面はあったのだが、ノイアーの素晴らしい寄せと超反応で得点にはならず。
しかし65分に、香川がゴール前で潰れながらもゲッツェに浮き球のパスを送り、いったんはゲッツェの体に当たって跳ねてしまうったのだが、そのボールをボアテングが見失い、ブラインドになったシュートにノイアーが反応できず、ドルトムントが値千金の得点を上げてしまう。
そこからバイエルンも3トップにしてリベリを中心に猛攻を仕掛けるが、チャンスでのシュートがなかなか枠に行かず、ドルトムントは終了間際に2選手を時間稼ぎ的に交代させる慎重な采配で逃げ切った。
バイエルンは、シュバインシュタイガーの不在以来どうもチームがうまく回転しておらず、ロッベンを復帰させた事も結果としては裏目に出てしまい、どんどん調子を上げて来たドルトムントとバイオリズムがここに来て逆転してしまったような感じである。特に、ドルトムントは守備に回される時間が多かったにも関わらず、運動量で負けていなかった事からしても、もう完全にスランプの時期は脱したと見てもいいだろう。
ただ、香川については良く走っていたしアシストをしたとは言え、バイエルンにクサビを狙われてあまり前を向けず、ボールロストやミスが何度かあった事は要反省。まあ、プレイのアイデア面では不調時に比べるとはるかに良くなっているので、心配する程では無いけどね。
ここから、大詰めのCLグループリーグ争いやルールダービー、上位につけるボルシアMGとの対決などビッグマッチが目白押しなので、くれぐれも怪我には気をつけて頑張って欲しいものである。

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