「ピッチとは正反対の盤石」ブラジルW杯アジア3次予選 グループC タジキスタン-日本(0-4)

今度こそ予想通りに、失うものが無いタジキスタンは試合開始からノビノビと本来のプレイを見せてロングボールからセカンドボールを拾う狙いを遂行し、無失点の時間帯にポストを直撃する強烈なミドルシュートを放つなど、後半の終盤まで運動量が落ちずに北朝鮮やウズベキスタンに対して0-1の接戦を見せた実力がフロックでなかった事を証明した。
そんな相手に対して、前半こそなかなか得点が挙げられずに苦しみはしたものの、要所でしっかりと点を取り、終盤にダメ押しの2点を加えて結果的には0-4の大勝で終えられたのは、きっとセルジオ氏や某掲示板ではボロカスに言われているんだろうけど(笑)、とりあえず安心して見られる内容と結果だったかなと。
確かに、ホームタジキスタン戦での活躍で一躍スターシステムに祀り上げられたハーフナー・マイクは、タジキスタンの最大の警戒に遭って2人の相手DFに常時ピッタリと張り付かれて身動きが取れず、ヘディングもポストプレイも全く自分の間合いやタイミングを取らせてもらえなかった。
しかし相手のCBが彼に引き寄せられる分、その横にあるSBとのスペースがポッカリと開くので、そこに香川や岡崎、中村が入って基点を作ってさらに中から外へと揺さぶり続け、ピッチ状態の悪さもあってゴール前でのコンビネーションはあまり上手く行かなかったが、あれだけ2列目がボールに絡めば点を取るのも時間の問題であった。
そして、タジキスタンの守備陣にハーフナー・マイクの印象を植えつけた後でスパッと前田に交代した事も効果的だった。前田自体のプレイは、まだら模様のピッチに慣れずボールコントロールに苦しんではいたが、マイクと違っていろんなスペースに動き回る前田には相手CBが付いて行かず、さらにタジキスタンの中盤が後ろに引き寄せられる結果になり、バイタルにスペースを生む結果となった。
個々の選手の出来をあえて言えば、怪我明けの内田はまだボールがちゃんと足についていないような状態だったし、前半の日本が相手のロングボールを警戒してあまりラインを高く上げられずに間延び気味だったせいもあるが、トップ下の中村はパスをつなぐ事に意識が行き過ぎてちょっと怖さが無かったかなと言うのはあったが、特にケチを付けるほどでも無かったように思う。
3点目を取った70分ぐらいからは、全体的にペースを落として流すあたり、荒れたピッチという環境への適応や試合展開を見ながらのペース変化など、日本にもサッカー先進国らしい経験が身についてきたのかなと頼もしく思った。まあ、まだアジア3次予選レベルではあるんだけどね(笑)。
もう一方の試合は、ウズベキスタンが終盤に1点を取って北朝鮮を振りきって勝利をしたため、これで日本とウズベキスタンが2試合を残してアジア3次予選の突破を決める事となった。これでドイツレギュラー組はお役御免になるだろうし、北朝鮮は敗退が決まったからと言って日本に対して手を抜くハズは無いので、サブ組のレベルアップや、3-4-3へのトライには非常に貴重な機会となる。是非、後の二戦もきっちりと勝利で終えて、さらに自信を積み重ねてもらいたいものである。

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