「ロングボール攻撃の明暗」J2第34節 東京ヴェルディ-コンサドーレ札幌

スカパー無料祭りの恩恵で、今週2試合目のJ2観戦。
奇跡の逆転昇格に向けて1つも負けられないヴェルディと、昇格ライン上で徳島とのデッドヒートを繰り広げている札幌とのデスマッチ。ではあったが、互いに怪我人などでメンバーを入れ替えた影響なのか、勝つよりも負けるほうが痛いプレッシャーなのか、試合内容としては全体的に低調な流れに終始した。
序盤のヴェルディは、札幌の運動量の前にパスが寸断されてリズムが作れていなかったが、17分に前線へと単純にロングボールを上げると、巻が粘って札幌のDFを引きつけたところで、フリーになっていた阿部にアポジからのパスが渡りワンチャンスで先制点。そして55分にも、サイドへの早い展開からクロスを巻が決めて2点目と、ヴェルディらしくないシンプルな攻撃で点を取ってしまったところが興味深かった。
札幌は、ルーキーとは思えない安定感であっという間にスタメンへと定着した奈良が、DF陣が入れ替わった事で迷いが生じたのか巻への対応をミスしてしまい、砂川が1点を返してからは180cm台の選手を2人投入して徹底的なパワープレイを仕掛けはしたのだが、あまりに単調な放り込みでヴェルディの守備を混乱させるには至らなかった。
試合の序盤に押し込んだ時間帯と、後半開始直後の決定機をものにしていれば札幌のペースになっていたかもしれないが、チャンスをものに出来ずに要所で失点につながるミスをしていたのではどんな強豪チームでも勝つ事は難しい。
とは言え、徳島の方も何と愛媛との四国ダービーで、ロスタイムに2点を取られて追いつかれるという大失態を演じてしまったので、これで勝ち点59で札幌と並んだ。残り4節で2位鳥栖とは勝ち点5、5位のジェフ、ヴェルディとは勝ち点7となって、ほとんど札幌と徳島とで運命が別れることは堅い。しかも残りの対戦相手を見てもほぼ互角の条件なので、本当に最後の最後までもつれる事は確実だろう。

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