「ヨーロッパの底上げを実感」UEFAヨーロッパリーグ グループJ シャルケ04-AEKラルナカ

せっかく内田が怪我から復帰してのスタメンだったのに、シャルケはホームでここまでグループ最下位だったキプロスリーグのAEKラルナカに対し、何とスコアレスドローという失態を演じてしまった。
とは言え、ラルナカのサッカーがホームでシャルケに0-5で大敗したチームとは思えないほど素晴らしかったのは事実で、2人の選手が立て続けに足がつるほど、90分間絶え間なくシャルケのボランチやSBの内田に対してまでオールコートプレスを敢行。
シャルケの攻撃陣がPA内でシュートチャンスを迎えても、最後の最後まで諦めずに体を投げ出し続け、そんな疲れでフラフラの状態でさえもカウンターの機会は逃さずシュートにまで持ち込んだ姿勢は見事というしか無かった。キプロスと言われなければ、中堅国のチームにしか見えないレベルの高さである。
それに対して、シャルケは誰よりもハードワークをするラウルを温存したのが影響したのか、どうも試合開始から緩んだ空気が流れており、それでも前半のうちにパパドプーロスのFKからフリーで放ったヘディングや、マティプの突破からGKとの1対1になった場面など何度かあった決定機を外すうちに、ラルナカに自信と調子を与えてしまった。
後半になって、ようやく内田が積極的にオーバーラップするようになって攻撃的な姿勢を見せ始めたが、AEKの落ちないハードワークでパスがなかなかすんなり通らず、かえってスカスカなサイドを相手に突かれてカウンターを与えてしまう始末。
最後は監督もしびれを切らせてファルファンやホルトビーを投入するも、3人の交代枠を使い切ってしまった後にフンテラールが鼻を負傷して自主的に退場してしまい、シャルケの攻勢もそこでストップ。とりあえずグループ首位を守りはしたが、ホームでこの結果は情けないの一言。
内田については、前半こそ押さえ気味でビルドアップのパスをつける仕事がほとんどだったが、後半は何度もスピードに乗ったオーバーラップから美しい軌道のクロスを放ち、怪我明けとは思えないコンディションの良さを感じた。が、せっかく上がっても味方とのタイミングが合わない場面も多かったのが残念。ただ、77分に内田が下がった後に右SBに入ったへーガーがあまり良いプレイが出来ていなかったので、これからは内田が出場する機会は増えてくるはずだ。

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