2011年10月

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「日本人対決も日常になりました」ドイツ・ブンデスリーガ第11節 シュツットガルト-ボルシア・ドルトムント

今度はシュツットガルトがセレッソの清武に触手を伸ばしているという報道が出るなど、もはやブンデスのクラブに日本人は当たり前で、一昔前はどちらかが控えであっても「日本人ダービー!」と大騒ぎしていたのが嘘のような、淡々とした岡崎と香川の日本人対決。 試合は序盤こそドルトムントが惜しいシュートを放つなど、前線からの激しいプレスが効いてシュツットガルトを押し込んだが、その後前半については一貫してシュツットガ […]

「いろいろと残念なファイナル」ナビスコカップ決勝 浦和レッズ-鹿島アントラーズ

真っ赤に染まった国立競技場、同点のまま延長戦突入と、形の上では盛り上がったナビスコカップ決勝だったが、試合としては少々お粗末な部分が目立ってしまう内容だった。 事前に予想したとおり、チームの完成度としては明らかに鹿島のほうが上で、選手個々の判断がオートマティックでボールの流れに澱みが無いのに対し、浦和は前節のリーグ戦同様、前の4人の間にコンビネーションというか共通意識が少なく、ボールを持ってからさ […]

ナビスコカップ決勝の見所

ここのところお家騒動が目立つばかりでパッとしない成績が続き、一時の超絶的な人気に陰りが出ている浦和が、久々にカップ戦ファイナルという大舞台に出てきたこともあって、いつになく盛り上がりを見せているナビスコカップ決勝。 その見所としては、同じ赤をチームカラーとする鹿島との対戦だけに、真っ赤に染まる国立競技場の雰囲気はもちろんの事、鹿島の大迫や柴崎、浦和では梅崎や原口、山田直、エスクデロといった若手選手 […]

「まだ周囲と噛み合ってない長友」イタリア・セリエA第9節 アタランタ-インテル

ここまで4勝3分け1敗と、八百長事件による勝ち点6の剥奪がなければ首位争いをしているはずの絶好調アタランタに対して、アウェイのインテルは試合終了間際にキブが与えたPKを、GKカステラッツィが防いでかろうじて1-1のドローに持ち込んだ。 さすがに隠れ2位のアタランタは非常に統率が取れているサッカーを見せ、中盤での素早いプレスからボールを奪うと、高い位置に張り付いているボナヴェントゥーラとスケロットの […]

「最低限の内容と結果」ドイツ・ブンデスリーガ第10節 ハンブルガーSV-ヴォルフスブルク

現在12位といまいち調子が上がって来ないヴォルフスブルクが、最下位に低迷中で監督が交代したばかりのHSVホームに乗り込んでの北部ダービーは、1-1のドローで痛み分け。 ヴォルフスブルクは、試合開始わずか1分で、相手のパスミスを中央でカットしてから右SHのオクスが上げたクロスをフリーになっていたマンジュキッチが決めて先制するも、その後はHSVに押されっぱなしの展開。 ヴォルフスブルクはCBのキルギア […]

「ドイツだけどイタリア」ドイツ・ブンデスリーガ第10節 アウグスブルク-ブレーメン

前節でアウェイながらラッキーな今シーズン初勝利を手にしたアウグスブルクは、ホームで攻撃的に戦うようになるのかと思いきや、現在5位と好調なブレーメン相手に取った戦術が、何ともクラシカルなマンマーク3バックだったのには驚かされた。 前節で左SBの位置に入った細貝は、この試合では3バックの前に3枚並んだ中盤のセンターに入り、主にブレーメンのトップ下で攻撃の鍵を握るマリンに対してほぼマンマークの形を取り、 […]

「ようやくらしくなって来たインテル」イタリア・セリエA第8節 インテル-キエーボ

中3日のタイトなスケジュールではあるが、とりあえずCLで結果を出して調子を取り戻してきたのか、インテルがキエーボ相手に1-0と堅実な試合運びを見せてようやくホームで初勝利を挙げた。 リール相手に勝利した試合と全く同じ布陣で臨んだインテルは、序盤こそキエーボのプレッシャーを受けて中盤のスペースを使われる場面を作りはしたが、15分もするとポゼッションを完全に掌握し、マイコンはどんどん上がっては切れこむ […]

「浦和魂の逆転勝利。その立役者は・・・」J1第30節 浦和レッズ-横浜Fマリノス

降格圏に入った浦和、首位から勝ち点7が離れているFマリノスと、どちらにとっても絶対に勝利が必要な大一番は浦和が2-1で劇的な逆転勝利を飾り、浦和の選手や監督、サポーターが優勝したかのような大騒ぎとなった。 とは言え、電撃的にペトロビッチ監督が解任され、堀監督になってわずか2日目の初試合なので当然ではあるのだが、浦和の内容的にはそれほど劇的な変化というものは無かったように思う。 前線は、エスクデロの […]

「香川2点目で復活の兆し?」ドイツ・ブンデスリーガ第10節 ボルシア・ドルトムント-1FCケルン

CLのオリンピアコス戦で1-3と敗れた後の中2日での試合とあって、苦戦は免れないかなと思われたケルン戦だったが、終わってみれば5-0の大勝。 まあ、それはドルトムントが良かったと言うよりはケルンの守備が酷すぎて、一応ラインは高く上げて見た目だけはコンパクトなんだけど、ボールホルダーと2列目からの飛び出しに全くプレッシャーがかかっておらず、試合開始7分であっさりと左サイドからグロスクロイツに抜け出さ […]

「なぜ日本人は皆SBなのか」ドイツ・ブンデスリーガ第9節 ヴォルフスブルク-ニュルンベルク

昨日は夜に飲む用事があったので、ヴォルフスブルクの試合を長谷部が出場してからの時間だけ観戦。 ヴォルフスブルクは、後半から本職のマドルンクに代わってポラークが出場していたのだが、長谷部が64分に交代で入ってわずか6分後に、そのポラークが不用意に遅れてアタックしたためにDFラインをスコーンと破られ、長谷部が何とかスライディングで防ごうとしたものの、わずかに届かずシュートを決められ同点。 しかし、長谷 […]

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