「フランスリーグは相変わらず」フランス・リーグアン第7節 ディジョン-ブレスト

松井が初先発した試合という事で、久々のリーグアン。松井は丸刈りになっていたんだけど、ヒゲを伸ばしたままなのでキラーカーンみたいになっちゃってたよね(笑)。
さて初めて見るディジョンなのだが、「あ~、ルマンも確かこういうサッカーやってたなあ」というのが第一印象。
中盤までは割りとしっかりつないでは来るんだが、そこから先は完全に黒人選手の個人能力頼みの攻撃で、コンビネーションで相手を崩すという発想が無く、足元で受けてからドリブルするか、DFの裏に抜けて走るかのどちらかで、その1対1で勝てればチャンス、負ければターンオーバーという実にシンプルなもの。しかも、ブレストのほうが輪をかけて同じスタイルなのだからかなり試合を見るのが苦痛だった(苦笑)。
そんな中で松井は、フォーメーションの上では4-3-3の左の中盤というポジションだったが、試合開始から積極的にゴール前へと飛び込む動きが目立ち、単調になりがちだったディジョンの攻撃に、独特のボールキープや柔らかいクロスなどでリズムの変化をもたらせていた。
とは言え、好調時の松井に比べるとキレやアイデアという部分では物足りないところがあり、セットプレイのキッカーも任されていたが、精度的にもいまいちだったかな。そして積極的に動いていた分、疲れたのか61分で交代。まあ松井が抜けてからチームのリズムが向上したとは思えないので、またすぐにチャンスは来るだろう。コンディションをもっと上げて頑張って欲しい。