2011年9月

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「ドルトムントが失ったものがここにある」欧州CLグループA バイエルン・ミュンヘン-マンチェスター・シティ

昨シーズンのリーグではドルトムントに独走を許しての3位に終わったバイエルンだったが、今期はリーグでもCLでも不調にあえぐドルトムントとは対照的に絶好調。マンチェスター・シティを迎えてのホーム戦でもあっさりと一蹴する強さを見せた。 そのバイエルンの試合を見ていると、あらゆる面で現在のドルトムントと対照的と言うか、反面教師になる試合だなとつくづく痛感させられる。 バイエルンは、序盤こそジェコにクロスか […]

「CLでもようやく再スタート」欧州CLグループB CSKAモスクワ-インテル

本来であればCLでの日本人対決として盛り上がるはずの試合だったが、本田は怪我で不在のため、CSKAはラブとドゥンビアの2トップに、ジャゴエフとオリセーの攻撃陣となり、インテルはフォルランがCLには出場できないために、ミリートとパッツィーニの2トップ、中盤はやや形を変えてカンビアッソの1ボランチにアルバレスのトップ下、オビとサネッティが左右に入る4-3-1-2というフォーメーション。 インテルは、試 […]

「内田は中盤の3バック?」ドイツ・ブンデスリーガ第7節 シャルケ04-フライブルク

ラングニック監督が体調不良で電撃辞任し、アシスタントコーチのアイヒコルンが臨時で指揮を取った試合。しかし、家長の所属するマジョルカでもラウドルップ監督が首脳陣と対立して辞任を表明したし、今年は日本人選手の所属するクラブに監督交代が多いよね・・・ さて、ラングニック体制になってようやく調子が出てきたと思ったシャルケが、下位に低迷するフライブルクと対戦した試合だが、前半はとにかくシャルケの不安定ぶりが […]

「サッカーではなく戦争に負けた」ACL準々決勝 全北現代-セレッソ大阪

サッカーは現代の代理戦争だと良く言われる。レアル・マドリーとバルサのクラシコ、セルティックとレンジャーズのオールドファームなど、民族や宗教、社会階級を代表するクラブ同士の対決は、世が世なら戦争や革命、虐殺になりかねない物をサッカーで消化させているようなもので、良くも悪くも日本には存在しにくい概念である。 そして韓国や中国が日本に持つ意識も、本当のところはどうあれ民族教育によって不倶戴天の敵とされて […]

「これぞイタリアサッカー」イタリア・セリエA第5節 ボローニャ-インテル

ガスペリーニ前監督が解任され、ラニエリ新体制となった初の試合。攻撃の中心であったスナイデルを怪我で欠いて不安の多い船出となったが、ラニエリの取った策はいかにもイタリアらしいものだった。 フォーメーションは4-4-2で、DFに長友、ルシオ、サムエル、キブという経験と守備力に長けた選手で固め、中盤は右SHのコウチーニョこそ若干ギャンブルな選択だが、反対サイドにはオビを置いてフィジカル面でカバーし、中は […]

「盾と盾の戦いは仙台に軍配」J1第27節 横浜Fマリノス-ベガルタ仙台

本日2試合目の戦評なので簡単に。 J1最少失点を争う2チーム、まさに矛と盾ならぬ盾と盾同士の戦いは、下位のベガルタが優勝争いをする横浜に見事な勝利を挙げた。 横浜は、試合開始わずか3分で、小林祐三が鋭い飛び込みでゴール前に抜け出してのゴールを決める幸先良いスタートを切ったが、その7分後に角田に素晴らしいミドルを決められ、柳沢には12分にバックヘッド気味のゴールを決められてと、せっかくの良い流れをあ […]

「王者らしからぬ勝利」ドイツ・ブンデスリーガ第7節 マインツ-ボルシア・ドルトムント

いや~、しかしドルトムントの調子は一向に上がって来ないね。 この試合も、下位に沈むマインツ相手に徹底的にスペースを潰され、ドルトムントはとことん攻めあぐねるという今シーズンおなじみの展開に。 ドルトムントの問題点についてはここで何度も書いていてもうアキアキしてるんだけど、レヴァンドフスキの動き出しが単調で前線にスペースが作れず、走り込むべきスペースが無い香川はトップ下でウロウロ。そこでビッチリマー […]

「フランスリーグは相変わらず」フランス・リーグアン第7節 ディジョン-ブレスト

松井が初先発した試合という事で、久々のリーグアン。松井は丸刈りになっていたんだけど、ヒゲを伸ばしたままなのでキラーカーンみたいになっちゃってたよね(笑)。 さて初めて見るディジョンなのだが、「あ~、ルマンも確かこういうサッカーやってたなあ」というのが第一印象。 中盤までは割りとしっかりつないでは来るんだが、そこから先は完全に黒人選手の個人能力頼みの攻撃で、コンビネーションで相手を崩すという発想が無 […]

「ノヴァーラでバラバラ」イタリア・セリエA第4節 ノヴァーラ-インテル

さて、森本が引導を渡す形でガスペリーニ監督の解任が決まってしまったこの試合。 アウェイとホームでの内容が天と地ほど違うってのは、イタリアのプロヴィンチアとしては普通の姿ではあるのだが、ノヴァーラも当然その例に漏れず、守備時には4-3-3のようにきっちりと3ラインを組んでコンパクトに守り、ボールを奪ったらサイドを中心に鋭い出足で攻め切るという、実にモダンなサッカーを展開していた。 それに対してインテ […]

「愚痴の多い勝ち点3」ロンドン五輪アジア最終予選 日本-マレーシア

シュート26本も打ってて何で2点しか取れないんだとか、シリアがバーレーンに3-1で勝ったから2位になってしまったとかの文句を挙げればキリがないが、誰もが緊張する初戦で守りをガチガチに固めた相手に勝ち点3を予定通りゲット出来たのだから、まあ良しとするべきだろう。どうみてもU-22には見えないマレーシアGKも良かったしね(笑)。 日本が東南アジアの国と対戦する場合は、日本が欧州のチームに対するアドバン […]

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