「吉田のミスが無ければねえ・・・」オランダ・エールディビジ第3節 VVVフェンロ-アヤックス(2-2)

開幕から2試合で9点と圧倒的な攻撃力で発進したアヤックスを迎えてのVVVホーム戦。吉田はCBで、カレンはトップ下ではなく中盤の左での先発になった。
試合は当然ながらアヤックスがボールを完全に支配。VVVは序盤こそ前からプレスをかけて対抗していたが、10分も過ぎるとほぼ自陣に釘付けになってしまう。
VVVはどうもワンボランチの横のスペースを使われた時の守備連携が曖昧で、カレンはまだ一生懸命守備に走って左サイドは何とか塞いでいたものの、右サイドがスカスカで何度もDFラインを破られるが相手のシュートミスやGKヘンテナールの好守で何とか前半を耐え忍ぶ。
すると後半開始早々に、中盤でのセカンドボール争いからエアポケットのようにウチェボが抜け出し、チップキックで放ったシュートをムサが押し込んで先制すると、15分はムサのクネクネしたドリブルから右足アウトで放ったシュートにアヤックス守備陣が虚を突かれて何とVVVが2点のリードを奪ってしまう。
これでVVVの勝ち点3が見えたかと思われたのだが、23分には何度も破られていた右サイドの穴を今度は防げず、最後はヤンセンの強烈なミドルを決められてしまうと、その1分後にはせっかく相手のパスをカットした吉田が相手にプレゼントパスをしてしまい、そこからのクロスを決められて同点にされてしまう。
どうも個人的に吉田に対して以前から不満に思っているのが、ミスパスはまあ百歩譲ったとしても、その後のプレイがあまりにも淡白な事である。
CBであれば、自分の致命的なパスミスがあったら、イエロー覚悟で足払いを決めるぐらいの気持ちが必要だと思うのだが、吉田は何となく寄せて何となく足を出してみただけで、あっさりとクロスを上げられてしまっているのだから印象が非常に悪い。ハイボールについてはオランダの高さに引けを取ってないだけに、より一層守備に対する厳しさを身につけてもらいたいところである。
とは言え、VVVはそこから崩れること無く勝ち点1は確保したし、カレンは最後こそお疲れであまり動けなかったが、トップ下よりは左サイドのほうがイキイキとしているし、FW陣も単純な個人能力ではアヤックスに引けを取ってないし、少しチームの歯車が咬み合ってきたかなという感じではあるが・・・
とりあえず、吉田はブログでちゃんと反省の言葉を書くように(笑)。