「イタリアも普通のチームになりました」国際親善試合 イタリア-スペイン(2-1)

ドイツW杯で優勝を飾りながら、その後は低迷期に突入してしまったイタリアだが、現世界王者のスペインに対して勝利を挙げ、ようやく浮上のきっかけをつかんだというところだろうか。
今までのイタリアであれば、守備陣がコンパクトで激しいカテナチオスタイルで守り、鋭いカウンターからビエリ、インザーギ、デルピエロといったタレントが数少ない決定機を物にするというパターンだったのだが、この試合ではカッサーノとロッシの2トップが献身的に走り回り、そこに中盤のモントリーヴォやクリーシトとマッジョのSBが絡むモダンなサッカーへと変貌していた。
前半のスペインは、トーレスが15分に負傷退場してしまったアクシデントがあったとは言え、前節のドルトムントのように選手の動きが鈍くてパスコースを細かく作る動き出しが無く、自慢のパス回しがイタリアのプレッシングの前に沈黙してしまっていた。
後半から、スペインはキレがなかったイニエスタに代えてビジャを投入。ボールを引き出す動きからしっかり前を向けるビジャが入った事でシウバも蘇って一気にスペインがペースを握り、前半やや飛ばしすぎの感があったイタリアがバタバタし始める。
15分に、イタリアはバロテッリとパッツィーニの2トップに入れ替えてスペインが上げてきているDFラインの裏への飛び出しを狙ったが、前線であまり守備をしない彼らが入ったことがかえって逆効果になり、スペインがイタリア陣内で自由にボールを回して決定機を作るが、シュートミスやイタリア守備陣のブロックにあって得点は決まらず。
結局、82分にイタリアは右サイドの突破からクロスを受けたパッツィーニが後ろに落とし、走りこんで来たアクイラーニが打ったシュートがDFに当たってゴールの中へ。これが決勝点となってイタリアがホームで勝利を飾った。
スペインは、負けたとは言え週末にスーペルカップを控えていたという事もあって、レアルとバルサの選手があまり使えない中、シウバ、マタ、ジョレンテといった選手でもそれなりにスペインらしいプレイが出来た事はデルボスケ監督にとっても収穫だっただろう。
イタリアはスペインにサッカーをさせなかった前半の形が、これからのベースになって来る感じか。でも昔に比べると前線の小粒感は否めないので、ブラジルW杯でトップを目指すためには新しいタレントの誕生が欲しいところだね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする