「8人制の真の意味」全日本少年サッカー大会決勝 柏レイソルU-12-名古屋グランパスU-12(5-2)

今年から8人制のサッカーとなった全日本少年サッカー大会の決勝を、一部ダイジェストでしたが日テレでやっていたので見てみました。
冒頭の田嶋副会長のインタビューでは、より多くボールに子供たちが触れるようにし、個人で打開する能力をつけさせる意味で採用したと語っておられました。
確かにこの試合でも柏の中村俊太君が、卓越したフィジカルと打開力でハットトリックを記録した事が勝敗を決したのは事実ですが、個人的にはそれとは逆の、オシムサッカーに通じる部分が求められるシステムではないかとの感想を持ちました。
何故かというと、8人制でのフォーメーションは、3-3-1や2-3-2といった形になる事が多いのですが、この人数では守備時にスペースをゾーンで埋め切る事が出来ないために、オーバーラップによって確実に攻撃で数的優位を作ることが出来るんですよね。逆に、オーバーラップをした場合のリスクも11人制より高くなり、そこでボールを失ってしまうと確実にピンチを作られます。
つまり、忠実に走る事と正確な判断力が個人技以上に求められるわけで、実際にこの試合でも名古屋のほうがその部分で柏を上回っていたために、40分間(8人制は前後半20分ずつ)ではほぼ互角の戦いを演じていました。
延長になると、運動量で個人能力の差をカバーしていた名古屋に疲れが出てしまい、最後は中村俊太君に2ゴールを叩きこまれて敗戦してしまいましたが、8人制の面白さと怖さが良く現れていた試合だと思います。
きっとオシムがこの試合を見たら、大人のサッカーも最初から8人でやればいいんだとつぶやくに違いありません(笑)。
ともかく、8人制サッカーで育った彼らが、U-17に上がってきてどんなサッカーを見せてくれるのか本当に楽しみですね!

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